今までうまくいかなかったやり方を、これからもうまくいく前提で続ける理由は何だろう
今日は、最近私自身が自分に投げかけた、ある問いを皆さんにもお渡ししたいと思います。
そんなことを言われても、ほかに方法がなかった。
そう感じる方も多いと思います。
実は、私もその一人でした。
長い間、娘との関わりの中で、「私が何とかしなければ」と思い続けてきました。
娘が苦しそうにしていたら、話を聞く。励ます。説明する。関係が悪くなれば、私から謝って元に戻そうとする。
何か大変なことが起きないように、できるだけ早く問題を解決しようとしてきたんですね。
けれど、あるとき、ふと思ったんです。
私は本当に、うまくいくからこのやり方を続けているんだろうか。
そして、もう一歩踏み込んで考えてみました。
これからもうまくいく前提で続ける理由は何だろう。
そのとき、私の中から出てきた答えは、とてもシンプルなものでした。
やめるのが怖かった。
もちろん、これは私自身の答えです。
皆さんにも、同じ答えが当てはまるとは限りません。
だからこそ、私の答えをそのまま受け取るのではなく、この「問い」のほうを受け取ってみてほしいんです。
「何が怖いのか」と聞かれても、分からないとき
ここまで読んで、「やめるのが怖いと言われても、何が怖いのか分からない」と思った方もいるかもしれません。
自分の感情に向き合うことに慣れていないと、「何が怖いですか」「どんな気持ちですか」と聞かれても、何を答えればよいのか分からないことがあります。
そんなときは、無理に感情を探さなくても大丈夫です。
まずは、起きた出来事を順番に並べてみてください。
たとえば、こんなふうに整理します。
何がきっかけだったのか。
相手は何を言ったのか。
そのとき、自分は何をしたのか。
相手はどう反応したのか。
自分は次に何をしたのか。
最後は、どのような状態になったのか。
ここでは、「悲しかった」「怖かった」といった感情を、無理に見つけなくてもかまいません。
まずは事実と、自分が取った行動だけを並べてみます。
そうすると、何度か繰り返しているうちに、
「私は、いつもここで説明を始めているな」
「相手が黙ると、私から謝りに行っているな」
「空気が悪くなると、すぐに元に戻そうとしているな」
というように、自分が繰り返している行動のパターンが見えてくることがあります。
パターンが見えてから、問いかける
自分のパターンが見えてきたら、そこで初めて、こう問いかけてみます。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
これは、正解を当てるための作業ではありません。
自分の行動を観察して、仮説を立てて、また見直していく作業です。
感情が分からない人ほど、最初から心の奥を探そうとするよりも、出来事と行動の流れから見ていったほうが、自分の仕組みが分かりやすいことがあります。
そして、自分が同じ行動を選び続けてきた理由が少し見えてきたら、次は新しい選択肢を考えることができます。
これまでとまったく違うことをする必要はありません。
今まで自動的に動いていたところで、一度立ち止まる。説明する前に少し考える。謝る前に、本当に自分が謝りたいのかを確かめる。
そのような小さな違いから、いつもの流れが変わり始めることがあります。
自分を責めるための問いではありません
最後に、もう一度この問いを、あなたにお返ししたいと思います。
これからもうまくいく前提で続ける理由は何だろう。
この問いは、自分の間違いを探したり、自分を責めたりするためのものではありません。
今までそれしかないと思っていた場所に、別の選択肢があるかもしれないと気づくための問いです。
同じやり方を続けている自分に気づいたとき、すぐに変えられなくてもかまいません。
まずは、何が起きて、そこで自分が何をしているのかを、順番に見てみてください。
その小さな観察が、今までとは違う関わり方を見つけるきっかけになるんじゃないかなと思います。
文章と動画、それぞれ受け取りやすい形でご覧ください。
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