こんにちは、三好成子です。
今日は「あなたの中にいる100人の感情たち」というテーマで、お話ししていこうと思います。
ちょっと不思議なタイトルですよね。
「え、私の中に100人もいるの?」って、思われたかもしれません。
私たちの心の中には、たくさんの「小さな自分たち」が住んでいるんじゃないかなと、私は思っているんです。
嫉妬する自分、悲しむ自分、喜ぶ自分、何も感じない自分。
そんな、私の中の小さな私たち…
今日はその「小さな自分たち」と、どう付き合っていけばいいのかという話を、ゆっくり紐解いていきたいなと思っています。
特にね、嫉妬とか屈辱感みたいな、できれば感じたくない感情との付き合い方が、聞き終わった頃には少し変わっているんじゃないかなと思うんです。
第1章「なぜ消そうとすると苦しくなるのか」
嫉妬とか自己否定みたいなドロドロした感情って、できれば感じたくないですよね。
でもね、消そうとすればするほど、その感情はしぶとく心の中に居座ってしまう。
まずはこの「苦しさの仕組み」を、一緒に紐解いていきたいなと思うんです。
例えばね、余裕がない時って、人ってもう嫉妬と自己否定の塊みたいになっちゃうんです。
「どうせ私なんて」が口癖になって、ひがみの世界からなかなか抜け出せない。
頭ではわかってるんですよ。
「あの人はあの人、私は私」って。
本に書いてあるような言葉を自分に言い聞かせても、心の隙間からネガティブな感情がスーッと滑り込んできてしまう。
これはね、意志が弱いとか、修行が足りないとか、そういう話じゃないんです。
むしろ「消そう、消そう」とする力そのものが、その感情を強くしているんじゃないかなって、私は思うんですね。
嫉妬や自己否定でいっぱいの時、私たちは無意識に、ある会話パターンで「楽になろう」としてしまうんです。
でもその会話、実は自分も相手も疲弊させてしまうものなんですね。
Step1で「私なんて...たいしたことないし」って、自分を下げる発言をする。
するとStep2で、相手が「そんなことないよ」って否定してくれる。
Step3で一時的にホッとする。
でも根本的には何も解決していないから、またStep4で同じことを繰り返してしまう。
これを何度もやられると、相手は「何回言われるとうざい」って疲れてしまうんですね。
ネガティブな言葉を否定してもらうことで安心を得ようとする会話って、最終的には関係性そのものを壊してしまう。
これがね、「否定的肯定法」の怖いところなんです。
第2章「あなたの中の小さな自分たち」
第1章では「消そうとすると苦しくなる」というお話をしましたよね。
じゃあ、どうしたらいいんでしょう。
ここでね、見方を大きく変えてみたいんです。
あなたの中には、たくさんの「小さな自分たち」が住んでいるんですよ。
その世界を、これから一緒に覗いていきましょう。
最初にも言いましたけど、私たちの心の中にはね、たくさんの「小さな自分たち」が住んでいるんじゃないかなって思うんですね。
悲しい担当の子、嬉しい担当の子、何も感じない担当の子。
ネガティブ担当もいれば、ポジティブ担当もいて、ニュートラル担当もいる。
私たちの心は、清濁併せ持つ「小さな自分たち」の集合体なんですね。
ネガティブだけで生きている人も、ポジティブだけで生きている人も、本当はいないんです。
つまり感情はね、「あなた自身」じゃなくて、「あなたの構成要素」のひとつなんですよ。
この感覚、ちょっと持っていただけると嬉しいなと思います。
例えば、1人でゆっくり本を読んでいる時を想像してみてください。
ちょっと悲しい場面が出てくると、心の中のネガティブ担当の子が「悲しいね」って寄り添ってくれる。
嬉しい場面では、ポジティブ担当の子が「よかったね」って一緒に喜んでくれる。
感情を自由に感じている時って、それぞれの感情担当が自然に現れて、あなたの背中を叩いて共感してくれているんですね。
1人の時間ってね、こうやって心の中の小さな自分たちと自由に対話できる、とても大切な時間なんじゃないかなって思うんです。
だから、ネガティブに浸ることって、決して悪いことじゃないんですよ。
むしろ心の中の「癒しの儀式」だって、私は思うんです。
例えば切ない歌をかけながら、とことん落ち込む。
涙が出てくる。
心の中のネガティブ担当の子たちが、「そうだよね、そうだよね」って寄り添ってくれている。
その時にね、ポジティブ担当の子はどこに行ったかというと、消えたわけじゃないんです。
遠巻きに微笑んで見守ってくれている。
悲しみを消化しきるまで、ポジティブな自分がいなくなったわけじゃない。
必ず戻ってくるって信頼して、見守っていてくれているだけなんですね。
第3章「キャラクターという編成パターン」
第2章では1人の時間のお話をしましたけれど、私たちは社会の中でも生きていますよね。
会社で会う人、親友、恋人。
場所や相手によって、私たちは無意識にちょっと違う「自分」を見せています。
それって実はね、心の中の「小さな自分たち」のチーム編成を、相手によって変えているんですよ。
その仕組みを、これから見ていきますね。
さて、ここからがおもしろいところなんです。
1人の時はいいんですけど、社会に出る時って、心の中の小さな自分たちを全員連れて歩くと、ちょっとおかしなことになっちゃうんですね。
会社に行く時の自分、親友と会う時の自分、大好きな彼と会う時の自分。
それぞれちょっと違いますよね。
私たちはね、行く場所や相手によって、連れて行く「小さな自分」のパターン、つまりキャラクターを無意識に決めているんです。
野球で言うところの「スタメン」、つまり試合に出る先発メンバーを組んでいるような感じでしょうか。
これ自体は悪いことじゃないんですよ。
社会で生きていくために必要な知恵でもあるんですね。
ただね、ここに一つ落とし穴があるんです。
Step1で、いつものパターンで分身を連れて行く。
Step2で、相手が「あなたはこういう人だ」って認識する。
Step3で、その期待に応えようとして、同じ分身しか出せなくなってしまう。
慣れてくるとね、少し違う分身を見せられるようにはなるんですけど、基本的には「この人といる時の私」というパターンに縛られがちになるんですね。
つまりね、「あなたのキャラクター」って、生まれつきのものじゃなくて、固定された編成パターンに過ぎないんじゃないかなと思うんです。
第4章「旗取りゲームと、本当のあなたらしさ」
第3章では、私たちが場面ごとに「キャラクター」を使い分けているお話をしました。
じゃあ、誰かに何か言われた時、心の中で何が起きているんでしょう。
実はね、心の中で「旗取りゲーム」という、おもしろい仕組みが動いているんですよ。
それが見えてくると、「本当のあなたらしさ」ってどういうことなのかが、きっと腑に落ちてくるんじゃないかなと思います。
もう一つ、おもしろい仕組みをお話ししますね。
誰かに何か言われた時、何かの出来事があった時、私たちの心の中では一瞬で反応が起きますよね。
あの反応って、実は心の中で「旗取りゲーム」が起きているんじゃないかなって思うんです。
他人の言葉や出来事という「赤い旗」が立つと、心の中にいる100以上の感情たちが、一斉にダッシュしてその「反応の旗」を奪い合うんですね。
一番足が速くて、一番筋肉のついた感情担当が、真っ先に旗をつかむ。
それがあなたの「反応」として外に出てくる、というわけなんです。
「あの人はネガティブな人だ」って言われる人っていますよね。
じゃあ、その人は本当にネガティブな人なんでしょうか。
実は、そうじゃないと思うんです。
その人の心の中では、ネガティブ担当の子だけが活躍の場をたくさん与えられていて、鍛え上げられているんですね。
逆にポジティブ担当の子は、出番がなくて使われずにいて、瞬発力がない状態。
だから旗取りゲームが始まると、毎回ネガティブ担当が最前列を陣取って、真っ先に旗をつかんでしまう。
それだけのことなんです。
性格の問題じゃなくて、筋肉のつき方の問題、と言えるかもしれませんね。
そう考えると、性格って「生まれつきのもの」じゃないんじゃないかなって思えてくるんです。
一番筋肉がついていて、使い勝手の良い感情が、常に先頭に来ている。
その「状態」が、今の「あなたらしさ」として見えているだけ、と言えるんじゃないでしょうか。
これって、希望のある話だと思うんです。
だって、筋肉のつき方は変えられるから。
今まで出番のなかった感情担当の子に、少しずつ活躍の場を与えていけば、いつかその子も旗を取れるようになるんですよ。
最後に、今日一番お伝えしたいことをお話ししますね。
嫉妬心や、浮気した相手を許せない執着心。
こういうドロドロした感情って、「私だけが持ってる醜いもの」って思っていませんか?
でもね、それらは特別なものじゃないんです。
周りの人も皆持っているんですよ。
ただ、活躍の場を与えずに、ぐるぐる巻きにして暗い場所に隠しているだけなんですね。
だから、まずは「あ、私の中にもこういう子がいるんだな」って気づいてあげるところから始めてみませんか。
隠していた子に光を当ててあげるだけで、その子はちょっとホッとするんですよ。
「やっと見つけてもらえた」って。
自分の中の小さな自分たちを、ひとりずつ認めていく。
今まで知らなかった自分に出会える時間が始まるわけですから。
嫉妬する自分も、悲しむ自分も、何も感じない自分も。
ぜんぶ、あなたなんですよ。
そして、ぜんぶ、大丈夫。
100人の感情たちは、消そうとしなくていいんです。
ただ、そこにいることを、認めてあげるだけでいい。
今日から少しずつ、心の中の小さな自分たちと、仲良くなっていけたらいいですね。
このお話をナレーション動画として残しています。よろしければ聞いてみてくださいね。
三好成子のYouTubeサイトです。
↓三好成子の講座や、これまでのブログを動画にまとめたYouTube動画を作っています。
※ Zoom利用メニューにはWi-Fiなど通信環境が必要です。
※ 対面は2時間枠のみ・前払い制・キャンセル規定あり。
※ 料金は税込。最新の空き状況は予約ページでご確認ください。
>>三好成子のWEB予約ページはこちらです。
※初回無料カウンセリングは予約センターへのお電話で承っています。
【カウンセリング予約センター】
TEL:06-6190-5131
受付時間:12:00〜20:30(月曜定休・祝日の場合は翌日代休)
◆私あてのメッセージは、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。