完璧主義の見えない重圧
〜その奥にあるもの〜
三好成子カウンセリングチャンネル|YouTube動画公開のお知らせ
「完璧主義」という言葉を聞くと、几帳面で努力家な人のイメージが浮かぶと思うんです。
でも心理学の視点でその内側を覗いてみると、ちょっと違う景色が見えてきます。
今回YouTubeに「完璧主義の見えない重圧」という動画をアップしました。
奥に隠れている、ふたつの感情
完璧主義の奥には、大きく分けてふたつの感情が隠れています。ひとつは「見捨てられ不安」、もうひとつは「無価値感」です。
「完璧でなければ、自分は愛されなくなるんじゃないか」「一度でも失敗したら、人は離れていくんじゃないか」
そんな恐れが心の深いところにあると、「絶対に失敗できない」という緊張を手放せなくなるんです。
これが見捨てられ不安の正体です。
無価値感というのは、「ありのままの自分には価値がない」という感覚のことです。
何か結果を出し続けないと、ここにいてはいけないような気がしてしまう。自分の存在価値を、自分の内側ではなく外側の評価に委ねてしまっている状態、と言えるかもしれません。
心が着込んできた「鎧」
このふたつの感情は、多くの場合、幼い頃の経験の中で知らず知らずのうちに育まれます。
完璧主義は、傷つきたくない、見捨てられたくないという気持ちから、心が一生懸命に着込んできた「鎧」なんじゃないかと思うんです。
この鎧を着ていると、人間関係の見え方も変わってきます。
「この人にがっかりされたら終わりだ」と感じる相手を、無意識に「神様の位置」に置いてしまう。そして自分は、その神様に価値を決めてもらう無力な子供の位置に立ってしまう。
これが続くと、対人関係がとても消耗するものになってしまいます。
99点でも「失敗」になってしまう理由
また、99点でも100点でなければ「失敗」と感じてしまう白黒思考も、完璧主義によく見られるパターンです。
グレーゾーンを許容すると、すぐにあの見捨てられ不安や無価値感に直面してしまうから、心が防衛的にそのゾーンを閉じてしまうんでしょうね。
鎧を降ろすための、小さな一歩
大切なのは、まずその鎧を着続けてきた自分をちゃんとねぎらうことだと思っています。
「不完全なままでも、人とつながることはできる」という感覚を、少しずつ取り戻していくことが、完璧主義の重圧から降りていく道のひとつじゃないかな、と。
完璧を目指すのではなく、心に少し余白を持つこと。
その余白が、自分にも周りにも、やさしさとして広がっていく気がします。
動画では、ワークも交えながらこの話をしています。
よかったらのぞいてみてください。
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