恥ずかしさは、ロマンスにも変わる
昔、講座のテキストとして書いたものをもとに、今回あらためて動画をアップしました。恥ずかしい、という気持ちって、できれば感じたくないものとして扱われやすいですよね。
できない自分を見られたとき。
不器用な自分が出てしまったとき。
好きな気持ちが見えてしまったとき。
傷つきやすいところに触れてしまったとき。
私たちはそういう場面で、ついその恥ずかしさを隠そうとします。
平気なふりをしたり、強がったり、笑ってごまかしたり、何でもないように見せようとしたりする。
もちろん、それが悪いわけじゃないんです。
恥ずかしさって、それだけ無防備な感情だから。
何かが見えてしまう感覚があるから。
だから人は、とっさに守ろうとするんですよね。
でも私は、この恥ずかしさをロマンスに変えていくとしたら…
いちばん大事なポイントは何だろう、と考えていたんです。
それはきっと、恥ずかしさを消すことじゃないんですよね。
上手に振る舞って、なかったことにすることでもない。
もっと魅力的な自分を作って、恥ずかしい自分を隠し切ることでもないと思うんです。
恥ずかしい。
でも、ほんとは嬉しかった。
恥ずかしい。
でも、ほんとは見てほしかった。
恥ずかしい。
でも、ほんとは近づきたかった。
そういう気持ちって、見方を変えると、とても人間らしいんですよね。
そして、その人の中にちゃんと“誰かを求める気持ち”があることの表れでもある。
ロマンスって、完璧に整った人のところにだけ生まれるものではないと思うんです。
むしろ、少し照れたり、戸惑ったり、不器用さが見えたりするからこそ、そこに空気が生まれることがある。
「この人、ほんとはこう思ってるんだな」
「強がってるけど、ほんとは傷つきやすいんだな」
もちろん、何でもさらけ出せばいい、という話ではありませんけどね^_^。
恥ずかしさはとても繊細な感情ですし、相手や場を選ぶことも大事だと思います。
「ああ、私はここで恥ずかしいんだな」
「ということは、ほんとは大事な気持ちがここにあるんだな」
恥ずかしさの奥には、たいてい願いがあります。
愛されたい。
わかってほしい。
受け取ってほしい。
近づきたい。
大切に扱ってほしい。
その願いごと隠してしまうと、確かに安全かもしれません。
でも、それではロマンスは生まれにくいんですよね。
だから、恥ずかしさは消さなくていいのかもしれません。
それは、とてもみっともないものでも、未熟なものでもなくて、
あなたの中にちゃんと気持ちがあることの証でもあるんです。
そして、その恥ずかしさを自分で少し受け取れるようになったとき、
それはただの居心地の悪さではなく、
人とつながるためのやわらかい入口に変わっていくことがある。
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