子供の頃の距離が、パートナーとの距離になる

小さい頃、あなたのそばにいた人たちとの距離感って、覚えていますか。
お母さんに甘えたいとき、すぐに抱きしめてもらえましたか。
それとも、ちょっと遠慮しながら、様子を見て近づいていたでしょうか。
お父さんに怒られないように、気配を消すように過ごしていた人もいるかもしれません。
あるいは、誰かの顔色を見ながら、「ここにいていい?」と確かめるように生きてきた人もいるかもしれません。
そういう、あの頃の「人との距離感」。
実はそれが、そのまま大人になってからの「人との近さの基準」になっていくんですね。
たとえば、親密になりすぎると急に怖くなってしまう人。
その背景には、「近づいたときに傷ついた」という体験があることが多いんです。
逆に、相手にべったりしてしまう人は、
「離れてしまうと不安だった」「近くにいないと安心できなかった」
そんな子ども時代を過ごしてきたことが多いんですよね。
だから、パートナーとの関係の中で、同じようなパターンが繰り返されるとき。
うまくいかない原因を「相性が悪いから」と考えてしまいがちなんですけど、
もしかしたらそれは、
お互いが持っている「安全だと思っている距離」が違っていて、
それがぶつかり合っているだけなのかもしれないんです。
問題は「どちらが正しいか」ではなく、
「その距離は、どこで身についたのか」ということなんですよね。
そしてもうひとつ大事なのは、
あの頃に覚えた距離が、今のあなたにとっても“ちょうどいい距離”とは限らない、ということなんです。
気づくことが、はじまりなんだと思います。
「あ、私はこの距離で人と関わろうとしてるんだな」って見えるだけで、
そこから少しずつ選び直すことができるようになっていくんですよね。
無意識に繰り返していたものが、
少しずつ“自分で選べる関係”に変わっていく。
その入り口が、こういう気づきなんじゃないかなと思うんです。
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