マッチングアプリと自己価値の話

「また消えた…」


もう何度目よ…IMG_7563

「いいね」が来て、メッセージが続いて、実際に会った。

なのに、その後は連絡がぱったり来なくなった。

そんな経験をしている方は、きっと少なくないんだろうと思います。

「何かまずいことを言ったかな」
「見た目が違ったのかな」
「そもそも最初から遊びのつもりだったのかな」

会った後の沈黙の中で、頭の中はぐるぐると忙しくなる…
でも、答えは返ってこない…

「また消えた」という体験は、静かに、でも確実に心に積み重なっていきます。

私の時代にはなかった

《アプリ》

今66歳の私はマッチングアプリを使ったことがありません。
私の世代の「出会い」は、職場や学校、友人の紹介、あるいは街での偶然でした。

本格的に探すには、結婚相談所や仲人さんを通じてマッチングしたものでした。

誰かに会うということには、必ず「文脈」がありました。
共通の知人がいたり、同じコミュニティに属していたり。

だから、うまくいかなかったときには「ごめんなさい」があったし、
それなりの気まずさがあったと思います。
それが自然なことだったんです。

マッチングアプリは、その文脈をまるごと取り除いた場所なんじゃないかな?と思います。
見知らぬ人同士が、条件だけで出会う。

それ自体が悪いわけではないと思っているんですよ、私は。
ただ、外から見ていると、ひとつだけはっきりしていることがあります。

この場所は、とても「消えやすい」設計になっている…ということです。

構造の話をしておきたい

マッチングアプリには、「断る」という機能が無いと聞きました。

正確に言うと、「ブロック」という機能はあるらしいです。

でもそれは、相手に「退会しました」と表示されるだけと聞きました。(使ったことないのであやふやでごめんね)

断られたのか、退会したのか、された側にはわからない仕組みになっています。

つまり、気が変わったら返信をやめるだけでいい。

会った後に違うと思ったら、そのまま姿を消せばいい。

「ごめんなさい」を言わなくても、誰にも責められない。

それがこのアプリの「普通」になっている感じなんですね。

気が変わったら、返信をやめるだけでいい。
会った後、違うと思ったら、そのままフェードアウトすればいい。

それを責める人もいないし、誰かに知られることもない。
アプリの外に、共通の知人はいないのですから。

昔の出会いには「断れない理由」がありました。
共通の友人への申し訳なさ、職場での気まずさ、また顔を合わせる可能性といった社会的な圧力が、ある意味でブレーキになっていたと思うんです。

マッチングアプリには、そのブレーキがありません。
だから「消える」ことへのハードルが、構造的にとても低い。
「また消えた」は、あなたの問題ではなく、この場所の性質でもあるんです。

なぜ「自分のせい」にしてしまうのか

頭でそうわかっても、腑に落ちない…

「構造の問題です」と言われても、
「それはそうかもしれないけど、やっぱり私に何かあったんじゃないか」
そんな気持ちが消えない…

それには理由があります。

自己価値が低い状態にあるとき、人は出来事を「自分フィルター」で受け取ります。

自分フィルター?

何かうまくいかないことがあると、原因を外ではなく、まず自分の中に探してしまうのが、自分フィルターがかかっている状態です。

そしてそれは意識してやっているわけではなくて、
長い時間をかけて身についたパターンなんです。

「私には何か問題があるはずだ」という前提が先にあると、
どんな出来事も、その前提を証明する材料として読み込まれてしまう。
「また消えた」も、そのひとつになってしまうんですね。

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「合わなかっただけ」と言うけれど…

カウンセリングの中で、よくある場面があります。

「相手の問題ですよ」
「合わなかっただけですよ」
「アプリだからそういうものですよ」

そう伝えると、その瞬間は理解できる。
でも、次に同じことが起きると、またゼロに戻ってしまう。

なぜでしょうか。

それは、傷つくことが、どこかで「安心」を生んでいる可能性があります。

「安心…を産む? まさか…」

「やっぱり私はダメだ」という結論に戻ることで、
長年馴染んできた自己像が確認されるという…
嫌なのに、本当は傷つきたく無いのに…
心は自己価値に沿ったことが起きると安心してしまうのです。

傷つきたいわけではないのに、
傷つくことで「知っている場所」に戻る感覚がある。

マッチングアプリは、その構造にとても相性がいいのかもしれません。
相手が消えるたびに、何度でもその確認ができてしまうからです。

傷つかないために

知っておいてほしいこと

マッチングアプリは、「消えること」が前提にある場所です。

すごく極端なことを言いますけど、
それくらいに思っておいた方が良いのかな?って思います。

会って、連絡が来なくなることは、珍しいことでも、
あなただけに起きていることでもないんだ、って思っておいたほうが良いと思います。

むしろ、とてもよくあることです。

だから「また消えた」と感じたとき、
少しだけ視点を外に向けてみてほしいんです。

「この人はなぜ消えたんだろう」ではなく、
「この場所は、そういう仕組みだったな」と。

それだけで、傷つき方は少し変わります。

やっぱり私のせいだと感じるなら

「やっぱり私のせいな気がする」

その感覚がどうしても消えないときは、
それはアプリの問題ではなく、もう少し深いところに、癒すべき何かが眠っているのかもしれません。

「また消えた」は、あなたの価値が消えたわけではありません。

相手がなんらかの思いがあって続かなかった。
この場所が、そういう仕組みだっただけ。

そのことを、少しずつ自分の中に置いていくこと。
それが、傷つき方を変えていく最初の一歩になるんじゃないかな、と思います。


新しい出会い方は、新しい悩みも作ります。

AIもそうですが、上手に利用して、自分が幸せになるために使っていきましょうね。

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心から応援しています。
I support you wholeheartedly.

#生きとし生けるものが幸せでありますように
#May all living things be happy!











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