その時々で「好きな景色」が変わっていく
「理想のパートナーシップ/理想の女性像/理想の仕事/理想の精神性」
ある時点の“正解”は、人生の経験とともに、徐々に更新されていくものかもしれません。
現時点でのビジョンを見よう
昔、メンターに教えてもらったビジョンの確認の方法があります。
以前の記事でも書いたことはありますが、今一度お伝えしますので、みなさんもやってみてくださいね。
「理想のパートナーシップ、理想の女性像、理想の仕事、理想の精神性。今のあなたが大切にしているものを、4つ挙げてください」
もう、10年くらい前になりますが、その時の私が名前を挙げたのはこの方々でした。
- 理想のパートナーシップ:平成天皇陛下と皇后陛下
- 理想の女性像:吉永小百合さん
- 理想の仕事:羽生結弦さん
- 理想の精神性:坂東玉三郎さん

今振り返ると、とても一貫性のある世界観だったと思います。
静かで、品があって、崇高で、完成度が高く、簡単には揺らがない。
そのぶん、どこか孤独で、緊張感のある世界。
当時の私は、
「ちゃんとしていること」「研ぎ澄まされていること」に、安心を求めていたのかもしれません。
変化の兆し
そこから時間が経って、理想が一気に変わったわけではありませんが…
「この感じ、ちょっとしんどいな」「ずっとこの緊張感のままで生きるのは、違うかも」
そんな小さな違和感が、少しずつ増えていきました。
その頃の私がビジョンとして掲げたのが、この方々です。
- 理想のパートナーシップ:KinKi Kids(現・DOMOTO)
- 理想の女性像:吉永小百合さん
- 理想の仕事:久本雅美さん
- 理想の精神性:坂東玉三郎さん

いろんなことを深く思い詰めすぎて、少々疲れてしまった自分がいて…
その頃描いたビジョンをもっと力が抜けた感覚にしようと思ってきました、
前回掲げていた、崇高さや孤独さ、気高さ。
それは今でも、私の中で大切な軸として残っています。
ただ、それに何か別の感覚が重なってきている自分に、ふと気づいたんですね。
たとえば、パートナーシップについて。
それまで私が思い描いていたパートナーシップは、どこか「完成された形」や「理想像」に近いものだったように思います。
でもこの頃から、パートナーシップというものは、必ずしも男女に限らなくて、仕事のパートナーシップ然り、信頼し合える関係が欲しいと思っていたのでした。
仕事の関係でも、人とのつながりでも、 お互いを縛らず、管理し合わず、 それぞれの力や役割を、自然に認め合えること。
同じ道を歩いていなくてもいい。
違う世界にいてもいい。
それでもその人の存在が、どこかで自分を支えてくれている。
一緒にいなくても、自分を強くしてくれる関係性があれば、それでいいのではないか。
そんなふうに、パートナーシップの輪郭が、少し広がっていった感覚でした。
加えて、仕事のビジョンとして思い浮かんだのが、久本雅美さんでした。
あの張りつめた緊張感の中に、 ほんの少しでも笑いがあったらいい。
完璧さだけで場を保つのではなく、
「まあ、ええやん」と空気が緩む瞬間があってもいい。
誰かが失敗しても、それが場を壊すのではなく、 むしろ人間らしさとして受け取られるような空気。
その時の私は、そんな仕事の在り方に、自然と惹かれていたのだと思います。
崇高さを手放したわけでも、 気高さを否定したわけでもありません。
ただ、そこに 「ゆるみ」や「人間味」や「余白」 そんなものが、少しずつ加わってきた。
それが、この頃の私の変化だったのだと思います。
そして今
最近になって、何気なく心に浮かんだのが、映画『マイ・インターン』でした。
張り合わない。
でも、ちゃんとそばにいる。
疲れない関係。
安全基地がある世界。
今の私が選んだのは、この四組です。- 理想のパートナーシップ:映画『マイ・インターン』の関係性
- 理想の女性像:樹木希林さん
- 理想の仕事:timelesz
- 理想の精神性:ムーミン谷のミィ

ここには、崇高さよりもユーモアがあって、
完成度よりも余白があって、正しさよりもあたたかさがある。そんな気がします。
そして何より、年齢や性別、立場や経験に縛られず、人と人が対等でいられるという前提があると感じます。
変わったのではなく広がった
こうして並べてみると「ずいぶん変わったな」と思われるかもしれません。
でも、私自身の感覚としては、何かを捨てたというより、選べる景色が増えたという感じです。
その時その時の自分が、一番安心できる場所を選んできたんです。
人は、ずっと同じ理想を持ち続けなくてもいいと思うし、人は変化をする生き物なんですもの。
経験や年齢によって、惹かれる世界が変わっていくのは、とても自然なことなんじゃないでしょうか。
人は変化をします。
変化した先の、選んだ人生をしっかり生きれば良いのかな?と思います。
さいごに
今だけが、今じゃない。
今の考え方が、人生の最終形でもないし、
今日の自分が、これからの自分の限界でもないんですよね。
年齢とともに、目に入るものは変わります。
大事にしたい価値観も、惹かれる空気も、少しずつ更新されていくと思います。
それは「ブレ」じゃなくて、人生がちゃんと動いている証拠なんじゃないかな、と思うんです。
だから、今しんどい人も、今の自分を決めつけなくていいんです。
「私はこういう人間だから」と、未来まで固定しなくていいのです。
可能性は、思っているより多く、確実に広がっていきます。
そして何より、せっかく今日という日があるんですから
目の前にあるものを、少しでも味わって、楽しんでいこうじゃないですか?
今日の自分が、少しラクで、少し笑えることを選んでいく。
私もまだ途中です。
でも、途中だからこそ見える景色があると思うんです。
そんなふうに思いながら、
これからもゆっくり更新していこうと思います。

心から応援しています。
I support you wholeheartedly.
#生きとし生けるものが幸せでありますように
#May all living things be happy!