「どうせ何を言っても無駄」と感じるとき
最近、日本や世界の情勢が大きく揺れているように感じます。ただ、政策や社会の方向について真面目に話そうとすると、
SNSの世界ではすぐにアンチや揶揄が差し込まれて、
「本当に語り合わないと分断が起きてしまうかも…」
「もっと向き合った方が良いのに…」と、胸がチクッとすることがあります。 その多くは議論の中身とは関係なく、見た目を笑うルッキズムや「草www」といった軽い言葉も交じります。
まるで他人事のように見物しているだけで、本気で考えている人を茶化してしまう。
そんな投稿を目にすると、その人たちの奥にある悲しみのような物を感じ取ってしまうのは…私だけでしょうか?
今日はこのことについて書いてみようかと思います。
「もう○○は終わってる」
「何を言っても変わらない」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
そんな気持ちを抱えている人たちの心の奥には、どんな背景があるのか。
そこに目を向けながら、考えていきたいと思います。
「動かせるもの」に目を向けるという考え方
マーケターであり戦略家の森岡毅さん(ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのV字回復に貢献した人物)は、こんなことを語っています。自分では動かせない“定数”に振り回されすぎず、この言葉を聞いて、確かにそうだなぁと思いました。
自分が動かせる“変数”に集中することが大切だ。
国の大きな方向や世の中の空気は、一人の力ではすぐには変えられません。
でも、自分の考え方や発信のしかた、日々の選択といった部分は、今すぐにでも少しずつ動かすことができます。 たとえば、人は「どうせ自分なんて」と感じるとき、心の奥で“自分には何も動かせない”と思い込んでしまうことがあります。
でも実際には、私たちの手の届くところにも、少しずつ変えられることってあるんですよね。
その「小さな変えられる部分」に目を向け直すことが、落ち込んだ心がもう一度動き出すための、最初の一歩になるのかもしれません。

たとえば、大きな岩があったとします。

自分一人の力ではどうにもならない時
たくさんの人を動員して動かすことも一つです。
でも、それすら自分にはできないと思うようなことってあると思います。

この場合の岩が定数です。
この定数を動かそうとして、時間を使ってしまうことがあるのです。

何も行動しないまま時を過ごすのであれば、木の苗を植える事で…

自分の想いを淡々と、育てていくことで

想いもよらない大きな力が生まれることがあると思います。
出来ることを出来る範囲でやってみることが必要なのかな?と思います。
茶化しの裏にある「諦め」
私は最近、SNSで見かける茶化しや他人事のようなコメントの裏側には、深い諦めが隠れているのではないかと思うようになりました。「言っても変わらないなら、せめて笑いに変えたい」
「本気で話して傷つくぐらいなら、茶化してしまった方が楽だ」
子ども時代のダブルバインド
実はこれは、昔の私自身の体験とも重なります。私はいつも、真剣に考えないといけないようなときに限って茶化した言い当たをしてしまう癖がありました。
その根底には「伝えたところでどうにもならない」という思いが根付いていたからだと思っています。
私の幼少期、親に気持ちを伝えても、うまく受け止めてもらえなかったことがありました。
心理学ではこうした状況をダブルバインド(二重拘束)と呼びます。
「欲しい」と言えば「ダメ」と言われる。
ところが後日「欲しいって言ってたから買ってきたよ」と言われて戸惑う。
「行っていい?」と聞けば「いいよ」と言葉では言われるけれど、雰囲気は「No」のオーラを出している。
こうした矛盾したメッセージが続くと、「どうせ何を言っても同じだ」と学んでしまうんです。
やがて、自分の声を外に出す力そのものが少しずつしぼんでいくのだと思います。
そして、いつの日にか私は、物事をまじめに考えることが苦手になってしまいました。
でも「ああ、そうなのか…、だから私はこうなのか…」に気付き
学び、チャレンジし続けていくことで思考の癖は変えていくことは出来ます。
小さな「動かせる部分」をもう一度見つける
だからこそ今は、世の中の大きな“定数”に振り回されるのではなく、自分の手が届く小さな変数を見直すことが大事だと思うのです。 たとえ小さな声でも、自分の考えを言葉にする。たとえ届かなくても、自分なりの希望を語ってみる。
そうした積み重ねが、やがて大きな変化につながっていくのではないでしょうか。 私たちは、これまでの人生の中で経験を重ね、その一つひとつから「こう考えるのが当たり前だ」という観念や信念、心の癖を少しずつ積み上げてきました。
それは私たちという存在を形づくる大切な土台でもありますが、
同時に、それだけが“世界の正解”ではないと思うんです。 自分以外の人もまた、それぞれの経験から自分なりの当たり前を積み上げて生きています。
その事実に気づいていくことは、他者との違いを受け入れながら自分の心を安定させていくプロセスでもあり、人として成長していく道のりそのものでもあるのだと思います。 「どうせ何を言っても…」と感じてしまうときもあるでしょう。
けれど、ほんの小さな一歩でも動き出してみると、世界の見え方は少しずつ変わっていくように思います。
自分の小さな一歩を信じてみること、当たり前だと思っていた枠の外に目を向けてみること
そのひとつひとつが、やがて未来を変える力へと育っていくのだと思います。

心から応援しています。
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#May all living things be happy!
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