人と人の間に入って関係を壊してしまう人の話
人と人の間に入って、関係を少しずつ壊してしまう人っているのかな?と思ったので、今回はそのことについてお話をしていこうと思います。
私はそれを「人間関係破壊人」と呼びたくなるのですが、もしかすると誰みなさんの周りにいるのかもしれません。
「人間関係破壊人」さんは見えない気付かないうちにあなたとあなたが大切にしたい人との間に入ってきているかもしれない…というちょっと怖いお話になるかもしれません。
実は私も、そんな人の言葉にまんまと巻き込まれてしまった経験がありました。
もう十何年も前のことですが、お友達を奈良に招いて、一日観光をしながらおしゃべりを楽しんだことがあるんです。
お弁当を買って駅で待ち合わせして、私なりに精一杯おもてなしをしました。
奈良を好きになってもらいたい、という気持ちがあったからですね。
私も久しぶりにゆっくり話せたので、その日は心地よく終わったと思っていました。
ところが何年か後に、共通の友人からこんなことを聞かされたんです。
「そういえば、Yちゃん(奈良で遊んだ子)がね、しげちゃんって心を開かない人だなって言ってたよ」
その一言は、私にとってとてもネガティブに響きました。
「あんなに楽しそうにしていたのに、そんなふうに思っていたんだ」
とショックを受け、そのときからYちゃんに対して距離を置くようになってしまったんです。
でも後から振り返ってみると、その“親友”だと思っていた人は、いつも
「誰々がこう言っていた」
「この間こういうふうに言ってるのを聞いたよ」
といった誰かがネガティブな感情で私を見ているというニュアンスの言葉を私に投げかけてきていました。
そして、それらの言葉は、私の人間関係に影を落とすようなものが多かったんです。
気がつけば私は孤立しがちになり、頼れる人がその親友(だと思っていた人)ひとりになってしまっていた…そんな状況でした。
あるとき、その人から「みんなに、あなたみたいな人(私の事)と良く付き合えてるよね~って言われてさ~」といったニュアンスのメッセージをもらいました。
その瞬間、はっと気がついたんですね。「あ、このままじゃ、私は他の人とのつながりをどんどん失ってしまうかもしれない」と。
実はこういった経験を、同じ人からもう一度したこともあります。
私がとても尊敬していたメンターさんが独立されるときに、メンターさんにお世話になっていたメンバーが集まって送別会が開かれていたのですが、私はそのことを知らずに参加できませんでした。
後からSNSで楽しそうな様子を見かけて、胸がしめつけられるように悲しかったんです。
なぜ自分だけ知らなかったのかと思ったら、親友だと思っていたその人がこういいました…。
「だって、あの中にはあなたが苦手にしている人がいたから、あえて知らせなかったのよ」と言ったんです。
配慮のつもりだったのかもしれません。
でも私にとっては大切なメンターさんの節目の日。
たとえ苦手な人がいても、自分で折り合いをつけてでも行きたかった。
だからこそ、知らせてもらえなかったことがとても辛かったのです。
そのとき私は、そのサークルの仲良くしたかった人たちを含むすべての人との関係まで一緒に手放してしまいました。
今思えば、これは私自身の性格や人との距離の選び方の問題でもあるのかもしれません。
けれどもその時の出来事は「人間関係を壊す人」の言葉が、大切なご縁を遠ざけてしまったのではないか…
そんな気がしてならないのです。
そのことに気がついてから、すごく人間不信にもなったし、悲しい気持ちもありました。
でも、あの時の彼女のあれが、今の私の学びにつながっているのだとしたら、プロセスに何ひとつ無駄なことはなかったのかなって思います。
そして、私が二次情報を信じ込んで、つながりを切ってしまった人たちと、またこちらからつながりに行こうかなとも思っています。
そして、ふと思うことがあります。
もし私に誰かが間に入って関係を壊すようなことを言ってきたとしたら、逆に私のことを誰かに伝えて、私から遠ざかっていった人もいるのかもしれない…
そんな想像をして、少し怖くなることもあります。
皆さんの中にも「あれ?どうして機能と態度が違うんだろう?私、何か言ったっけ?いや、何も言ってないけど…なんだかよそよそしいのはなぜ?」って思う瞬間ってないですか?
でもそう考えると余計に、「二次情報だけで判断する怖さ」や「自分の目で確かめる大切さ」が身にしみて感じられます。
三角関係化(トライアングル)という見方
心理学では、こうした関わりを「三角関係化(トライアングル)」と呼ぶことがあります。
本人が直接感じたことではなく、第三者を通して伝えられた言葉や解釈をきっかけに、人間関係が揺らいでしまう現象です。
そこには「操作したい」という意識的な意図がある場合もあれば、ただの“お節介”のような無自覚のケースもあるのかもしれません。
でも、いずれにしても大切なのは「その言葉を信じ込む前に、自分はその人とどう関わりたいのか」を立ち止まって考えることじゃないでしょうか。
人間関係は「誰が何を言ったか」ではなく、「自分がその人とどうありたいか」で続いていくのかもしれませんね。
こういうことを考え始めた私は、次の講座を『なぜ私は関係を切ってしまうのか? 人間関係リセット癖の心理構造とその癒し方』というタイトルで作ろうと考えました。
なぜ私は人間関係を切ってしまうのか?
先ほどの例だけではなく、皆さんの中に、友人や恋人との関係で昨日までは普通にやり取りしていたのに、ある出来事をきっかけに「もう無理!」と感じてしまったことはありませんか?
気がつけば、LINEをブロックしようとしたり、連絡先を消してしまいたくなったり。
これは一時的な気分ではなく、心の奥でしっかり動いている流れがあります。
リセット癖の構造
私はこれを「人間関係リセット癖」と呼んでいます。
でもこれは「冷たい性格だから」「付き合い下手だから」といった性格の問題だけではないと思うんですね。
それは心のクセやパターンとして、誰にでも起こりうるものなんだと思います。
心理学的に見ていくと、リセット癖の背景には「愛着の記憶と距離感のクセ」があります。
幼いころ、安全基地になる存在がいなかったり、頼ったら裏切られた経験があったりすると、「近づくと傷つくかもしれない」という恐れが心に刻まれます。
そして大人になってからも、その恐れがふとした瞬間に反応するのです。
回避型との違い
ここで少し補足しておきたいと思います。
リセット癖は、愛着スタイルの中でも「回避型」に近い特徴を持っています。
回避型の人はもともと「距離を縮めない」「近づかれると不安になる」ことが多いです。
一方でリセット癖は「距離が縮まったあとに、一気に切ってしまう」衝動として現れやすいと言われています。
- 回避型愛着:慢性的に距離をとる
- リセット癖:深まった関係を急に断ち切る
違いはあっても、根っこにあるのは同じ「近づくと傷つくかもしれない」という恐れなのです。
切らない人の心の中に起きているのは?
では、リセット癖が起きていない人の心の中はどうなっているのでしょうか。
お正月にいただくお重箱…3重の箱をイメージしてください。
- 上の箱=見える行動
- 真ん中の箱=感情や反応
- 下の箱=愛着の記憶と距離感のクセ
リセット癖が強く出る人は、上の箱に「関係を切る」が入りやすい。
けれど、リセット癖が起きにくい人の箱には「話し合う」「距離を調整する」といった選択肢が入っている。
この違いが、関係を続けられるかどうかを分けているんですね。
癒しへの第一歩
大切なのは「私は冷たい人間だから切ってしまうのだ」と思い込まないことではないでしょうか?
そこには必ず理由があり、それは過去の体験と結びついています。
その構造を知ることが、自己否定から抜け出す第一歩になります。
という事で…
まだまだ先のお話ですが↓
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