自己価値って、どこからくるの?

「自分の価値って、何で決まるんだろう?」

誰かと比べて落ち込んだとき。
望んでいた人生と、今の現実とのギャップを感じたとき。
ふと、そんな問いが浮かぶことがあります。

だけど本当は、自己価値って誰かに与えられるものじゃなくて、
“自分で思い出していくもの”なんじゃないかと、私は思うんです。


「私はこの程度」だったあの頃の自分

私には、引っ越しばかりしていた時期があります。
離婚して、生活の基盤も自信もすべて失ったあの頃。

新聞配達の仕事をしながら、店舗の2階に住み込みで暮らしていたこともありました。
一晩中出入り自由な店舗の2階…

空き巣に入られたこともあったし、
近所の男性が「用事がある」と言って訪ねてくることも。


今思うと、それはあまりにも自分を“雑に扱っていた”環境でした。


「さすがに、これではいけない」と思い、近くのハイツに引っ越したものの、
子どもが少し騒ぐだけで苦情が来て、1ヶ月も経たないうちにまた引っ越し。


何が何だかわからない…引っ越し貧乏という言葉がピッタリの時期でした。

「あなたにはこれくらいがちょうどいい」と言われた物件

何度目かの引っ越し。奈良に戻ってきた頃、不動産屋のオーナーにこう言われました。
「三好さんなら、これぐらいがちょうどいいかな」

紹介されたのは、戦前に建てられたボロボロの一軒家。
隣は竹やぶ、ムカデが屋根を伝って入ってくるような家でした。


私自身が「自分にはこれぐらいがちょうどいい」と思っていた


まさに、自己価値が現実に映し出された瞬間だったのかもしれません。


少しずつ、価値を塗り替えていく

その後、仕事がカードマンに変わり、少しだけ収入が上がりました。言葉は選びますが『男並みに働ける』からでした。

子どもの状況も私自身も変化して、築浅の一戸建てに引っ越す決意をしました。


三軒並びの真ん中の家では、
一方の隣人とは仲良くなれ、もう一方とは騒音トラブルが起こるという経験もしたのですが…


それも今思えば、「人との関係性を学ぶ」ための時間だったように思います。


そしてその次に引っ越した家が、昨年までの20年間住み続けた一戸建て。


周囲の人も穏やかで、娘の再スタートにもつながるパン屋さんも近所にできて


私はそこで、カウンセラーとしての人生を築き始めました。


そして今、「ふさわしい」と思える場所へ

今の家は、何もかも満足できる場所です。
どの時期の引っ越しも、あの選択も、すべてが繋がって、今があります。


自己価値とは、「これぐらいの私にふさわしい」と思う“内なる許可”。


だからこそ、「今の暮らし」は、自分が自分に下した許可の写し鏡なんです。


自己価値を見直すことで、
私たちは暮らしを変え、関係を変え、そして未来を変えていける。


すべての引っ越しは、私が私自身を大切に扱おうとしはじめた旅の軌跡でした。
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