共鳴する母性を育てるために(Resonant Maternal Function)
「理屈ではわかってるのに、どうしてもうまく寄り添えない」
「アドバイスはできるけれど、“わかってもらえて嬉しい”とは言われない」
寄り添うって何?
そんなふうに感じている方は、きっと少なくないと思います。
特に、冷静で責任感が強くて、まわりの混乱を自分が抑えようとしてきた人ほど、
感情に対して「うまく向き合えない」と感じやすいようです。

■ 感情より「整理」が先に出てしまう人へ
たとえば、こんな傾向はありませんか?
話を聞くと、まず「どう整理するか」「どう対処するか」を考えてしまう
相手の感情が強いと、少し引いてしまったり困ってしまう
「間違ってはいないけど、冷たい」「そうじゃないんだよね」と言われたことがある
小さい頃から親や周囲の感情を受け止める役目だった
こんな経験がある人は、「感じる」より「考える」ほうが安全だったんです。
だからこそ、感情に共鳴することが苦手でも、それはあなたのせいではありません。
■ 「共鳴する母性」ってなんだろう?
「母性」という言葉には、やさしさや保護のイメージがありますが、
ここで言う「共鳴する母性」とは、相手の気持ちと一緒に感じられる“在り方”のことだと思ってください。
正しいことを伝えるのではなく、
「わかるよ」「つらかったんやね」と、そっと寄り添えるような力です。
■ 実は、あなたの中にもある力
共鳴する力は、誰の中にもあります。
ただ、小さい頃からしっかりしなければならなかった人ほど、
感じる力より、整理する力・がんばる力が先に育ちます。
それは必要だったから。
「なかった」のではなく、後回しにしてきただけなのです。
■ 少しずつ、育てていくために
答えを出さない練習をしてみましょう
「それはこうだから」と解決するのではなく、
「うん、それはつらかったね」と気持ちだけを受け止めてみます。
正しさより、共感のひとことを先に
「それも仕方ないよね」ではなく、「それ、腹立つよね」と、まず感情に寄り添ってみましょう。
ぎこちなくても、演じてみてOK
最初はうまくできなくても大丈夫。
型から入っていくことで、感情の通路が開いていきます。

■ 共鳴トレーニング(やってみよう)
次のような言葉を、共鳴的に返す練習をしてみましょう。| 相手の言葉 | よくある返し(×) | 共鳴の返し(◎) |
|---|---|---|
| 「疲れた、もう限界」 | 「無理しすぎなんじゃない?」 | 「うん…そこまで頑張ってたんやね」 |
| 「あの子ムカつく!」 | 「事情があるのかもよ?」 | 「それはムカつくの、わかる!」 |
| 「なんで私ばっかり…」 | 「それは役割分担でしょ」 | 「うん、そう感じるの自然だと思う」 |
■ 最後に
理論で考えるのが得意な人にとって、「共鳴」や「感情の世界」はつかみにくいかもしれません。
でも、共鳴とは“答えを出すこと”ではなく、“そばにいること”です。
そしてこの力は、今からでも育てられます。
あなたの中に眠っていた「共に感じる力」を、育ててあげてくださいね。

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