
たとえば、こんな家族があったとします。
家族はみんな、人をからかったり、ちょっと皮肉を言って笑い合うのが日常。
それはその家にとって、コミュニケーションの一つの形になっていました。
でも、その中にひとりだけ、それが苦手な子がいたとしたらどうでしょう。
人をからかうよりも、共感したり、そっと寄り添うほうが好き。
でも、周りはそうじゃない。
だから、その子は「笑えない自分はおかしいのかな?」と感じ始めます。
家族という最小単位の社会の中で、“自分だけが違う”と感じること。
これは、自己肯定感の形成や所属感に大きな影響を与える体験になります。
一緒にいるはずの家族の中で、心だけが遠くにいるような孤独。
その感覚を持ったまま育った人は、大人になっても「どこに行っても、なんとなく一人ぼっち」と感じやすくなるのです。
では、トラ猫家族の中に一匹だけ三毛猫が生まれたと想像してください。(そんなこともありますよね?)
みんなと同じ模様を持つ猫たちの中に、たった一匹、模様の違う三毛猫。
なじもうとしても、どうしてもなじみきれないと感じたとしましょう。
頑張って、同調しようとするけど…

自分が何者かわからなくなるわ…
周りからも浮いて見えるわで…
どこにも所属していない感がすごくて…
とうとういづらくなって

そしてそっと、その場所を離れていったとしましょう。
心理学的に見ると、このような行動は「自己防衛的離脱」と呼ばれます。
“自分を保つために、そこから離れる”という、とても健全な防衛反応なのです。
そして、出て行った先での物語は続きます。
歩いていった先で、その三毛猫は出会うのです。
いろんな色、いろんな模様を持った仲間たちに。

狭い世界で生きていたから、トラ猫と三毛猫という違いがクッキリしていたんだけど

この世界には色んな猫たちがいるんだな〜っ知ったのです。
そこでは「違うこと」が否定されず、「違うからこそ自然」として受け入れられている世界がありました。

人も、自分の感性や価値観に合った人たちと出会い、「私はこのままでいい」と思える経験を重ねることで、少しずつ自分自身を肯定できるようになります。
もしあなたが、「私はいつも一人ぼっちだった」と感じてきたなら、
それはあなたが間違っていたからではないはずです。
その場所、そのやり方が、あなたの本質に合っていなかっただけかもしれません。
どこかに必ずあなたに会う人や場所があるはずです。
だからこそ、大人になった今からでも大丈夫。
“あなたらしくいられる場所”は、きっと見つかります。
それは、どこか遠くではなく、あなたの感性を大切にしたとき、少しずつ現れてくるものだとも思います。
自分の嗅覚を磨いていきましょう。

心から応援しています。
I support you wholeheartedly.
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