こんにちは、三好成子です。
このブログ記事を、母校である神戸メンタルサービスの夏のヒーリングワークに向かう電車の中で書いています。
急に思い立ったのは、先程電車を待つホームの行き先板に『地震報道に伴う運行状況のお知らせ』テロップが流れて来たからなのですが…
私たちの心は時に、地震報道が恐怖を煽るように、何気ない出来事を不安に変えてしまいます。
特に人間関係では、相手の何気ない一言や行動をきっかけに、自分の中で恐れが膨らむことがあります。
これは、情報が不十分なときに起こりがちです。
たとえば、友人からの返信が遅いと、「嫌われたのかもしれない」と思ってしまうという経験はありませんか?
これは、頭の中で勝手にストーリーを作り出すプロセスです。
このような妄想は、相手の意図を正しく理解できない状況で生まれ、現実よりもはるかに恐ろしい結末を描き出します。
現実よりも…です。
このような不安を解消するためには、まず、自分の思考パターンを意識することがすごく大切なんですね。
次に、自分が抱く疑念や不安について相手と直接話す勇気を持つことが必要です。
コミュニケーションの欠如が誤解を生むのですから、積極的に対話することで、多くの誤解は解けるものです。
でも、まあ、それができないから…ここまで問題を大きくしてきたとも言えるのですが…。
「聞けていたら悩んでいないよ」という事がほとんどなんだとは思います。
また、状況を客観的に見るためのスキルを磨くことも有効です。
具体的な例をいくつかあげておきますね。
1. メタ認知を養う:
自分の考えや感情を一歩引いて観察する能力です。自分がどんな思考パターンに陥っているのかを意識することで、過剰な反応を抑えることができます。
2. 事実と感情の区別:
自分の感情がどのように事実を歪めているかを認識する練習をします。例えば、「彼が返信しない=嫌われている」という思い込みを「返信がないという事実」と「自分の不安」という感情に分けて考えることです。
3. 第三者視点の取り入れ:
自分の状況を第三者の視点から見る練習をします。信頼できる友人や家族に相談し、彼らがどのように状況を捉えているかを聞くことで、新たな視点を得ることができます。
4. マインドフルネスの実践:
現在の瞬間に集中し、過去や未来に囚われないようにする練習です。マインドフルネスを実践することで、思考をクリアにし、感情に振り回されずに状況を冷静に見つめることができるようになります。
5. 論理的思考の強化:
問題を論理的に分析する力を養います。感情を切り離して、状況を具体的な事実とデータに基づいて評価することで、偏見や感情的な判断を避けることができます。
6. 書き出す:
自分の考えや感情を紙に書き出すことで、頭の中を整理し、冷静に見直すことができます。これによって、感情に基づいた判断ではなく、事実に基づいた判断ができるようになります。
この他にも、心の中の不安を和らげるために、リラックスする時間を取ることも大切ですね。
ヨガや瞑想、趣味の時間を持つことで、心に余裕が生まれます。
心が穏やかであると、過剰な妄想にとらわれることが少なくなると思うんです。
私たちは、日々の生活で無数の情報にさらされていますが、それをどのように受け止めるかは自分次第だと思います。
自分自身の心の声に耳を傾け、妄想の迷路から抜け出すために、少しずつ意識的な選択をしてみましょうね。
それが、恐れを手放し、健全な人間関係を築く鍵になるはずです。
心から応援しています。
I support you wholeheartedly.
#生きとし生けるものが幸せでありますように
#May all living things be happy!