毎朝出勤するのが苦痛で…
ベッドから出たくない…
ああ、おなか痛いって休みたい…
そんな時、あなたの心の中では何が起きているのでしょうか?
例えば、職場でのミスが続いている時、「また今日も何か失敗するかも」と心配してしまうことはありませんか?
また、苦手な上司や相性の悪い同僚がいると、その人たちのことを思い浮かべるだけで気持ちが憂鬱になることもありますよね。
ここでいつもとはちょっと違う感じで、心理学というものに特化した感じで
この憂鬱を紐解いていってみましょう。
人間の脳は「ネガティブバイアス」という特性を持っています。
これは、ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事を強く記憶しやすいという性質です。
「ネガティブバイアス」とは、認知心理学や行動経済学などの分野で使われる概念です。
これは、人々が情報を評価する際に、ネガティブな情報や結果に対して肯定的な情報や結果よりも強く注意を向ける傾向を指します。
つまり、同じような事実や出来事でも、ネガティブな側面により強く反応したり、それを強調したりする傾向があるということです。
このバイアスがあるため、人々は自分自身や周囲の状況を過度に悲観的に見る傾向があります。
これが、職場での嫌な出来事や人間関係のストレスを頭の中で繰り返し思い出してしまう原因の一つです。
また、「認知の歪み」という概念も同じようなもので、物事を実際よりも悪く捉えてしまう思考のクセのことです。
「認知の歪み」とは、人々が情報を受け取り、処理する際に生じる特定の傾向やエラーのことを指します。
これは、認知心理学の分野でよく研究されています。
例えば、「選択的注意」という認知の歪みでは、人々が特定の情報に注目し、他の情報を無視する傾向があります。
他にも、「確証バイアス」という認知の歪みでは、人々が自分の既存の信念や仮説を支持する情報を積極的に探し、それを過度に重視する傾向があります。
これらの認知の歪みは、人々が客観的な現実を見る能力を妨げる可能性があります。
例えば、「自分は仕事ができない」「みんなに嫌われている」といった思い込みがこれにあたります。
こうした思い込みが、さらにストレスを増幅させてしまうのです。
これがまた、一度思ってしまうとそこからなかなか外れられないのがやっかいなんです。
仕事が辛く感じる理由はいろいろあります。
先ほどの認知の歪みやネガティブバイアスのような「みんなから嫌われている気がする」という思いが心に影を落とすこともあります。
また、同僚たちが和気あいあいとしている中で、自分だけが取り残されたような気がしてしまうこともあるでしょう。
新入社員が注目を浴びる中、自分が見劣りしていると感じると苛立ちも湧いてくるかもしれません。
こういった感情が溜まると、「もう仕事を辞めたい」と思うのも自然なことです。
でも、それは職場自体が問題なのではなく、その状況で感じている自分の感情に焦点を当てることが大切なんです。
会社を辞めたいと感じている時の多くは、会社を辞めたいのではなく、会社にいるときに感じている感情をやめたいのです。
だから、会社にいる時の感情が変われば、そうは思わなくなるかもしれないんです。
あなた自身の見方を少し変えることで違って見えるかもしれません。
極端な話し、推しアイドルが部署に配属になったら…辞めます?
って感じです。
心理学では「リフレーミング」という考え方があり、これは状況を新しい視点から見直す方法です。
「リフレーミング」とは、ある事象や状況を新しい視点や枠組みで捉え直すことを指します。
具体的には、同じ出来事や問題でも、異なる視点から見ることで、それに対する理解や感じ方が変わることがあります。
リフレーミングはしばしばコミュニケーションや問題解決のスキルとして用いられ、ポジティブな視点や可能性を見出すことができるため、ストレスやネガティブな感情を軽減するのに役立ちます。
例えば、苦手な上司を「成長の機会をくれる人」と捉えることで、感じ方が変わるかもしれません。
また、「マインドフルネス」という技術も試してみてください。
これは、現在の瞬間に意識を集中させることで、不安やストレスを軽減する方法です。
マインドフルネスは、今を生きる意識的な状態や、現在の瞬間に焦点を当てる能力を指します。
つまり、自分の感情や思考、身体的感覚に対して、受け入れる姿勢であり、その状態を非判断的に観察することです。
マインドフルネスは、瞑想や特定の練習を通じて養うことができますが、日常生活の中で呼吸や五感を意識的に観察することから始めることもできます。
マインドフルネスの実践は、ストレスの軽減や心の安定、集中力の向上など、さまざまなメリットがあるとされています。
毎朝、出勤前に深呼吸をしながら数分間だけでも心を落ち着ける時間を持つと、気持ちが楽になるかもしれません。
それでも、どうしても辛い時は無理をする必要はないと思うんです。
心と体が限界に近づいている時は、仕事を無理に続けるよりも、新しいスタートを切ることも一つの選択肢です。
でも、辞める前に少しだけ、自分の気持ちに寄り添ってみませんか?
会社を辞めたいと感じているときは、会社自体が嫌というよりは、会社にいるときの感情が嫌なのかもしれない…のです。
自分が本当に求めていることを再確認することで、続ける勇気が湧いてくるかもしれません。
また、辞める勇気が湧いてくるかもしれません。
私たちの心は、時には新しい環境に適応するのに時間がかかることがあります。
日本では「5月病」という言葉があるように、新しい環境に馴染むのが難しい時期もあります。
自分の気持ちを大切にし、無理をせずに少しずつ前に進むことで、きっと明るい未来が見えてくるはずです。
何よりも、自分を大切にしてくださいね。