私たちは、遠い関係の人にはいくらでも優し腕着るのに、近い関係の人となると躊躇してしまうことがあります。
直接手を差し伸べられなかったとしても「ああ大変なんだ」と思いを寄せることもできます…
それに対して、目の前の人にはどうしても寄り添うことが出来なかった…ということもしょっちゅうあります…


本当はやさしくしたいけど…


遠くの人には「ありがとう」が言えるのに、大切な人にはなぜか言えないという時があります。
恥ずかしいと思う時もあれば、競争が起きていて言えないということもあります。


優しくできないから、関係性がちょっとずつ悪くなっていると感じて、なんとかしたい時のための考え方をお伝えしていきますね。



遠い近いというのは、実際の距離もありますが、心の距離の事でもあります。
遠い関係といえば、今までにそれほど密に関わったことがなく、これからも大して変わらないんだろうな?という関係だとして、
近い関係とは、今までに関わりの多かった人たちの事を指していると思います。
関わりが多いということは、そこにはなんらかの感情が流れている時間が多かったということです。
近ければ近いほど、過去の出来事の記憶の総量が多いのですね。

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色が濃くなっている部分が記憶の総量が多いと思ってくださいね。
近くて多い…
だから、濃密なんですね。


記憶の総量が多いという事は、ポジティブな出来事も多く持っているはずですが、ネガティブな出来事もそれ相応にあるという事になりますよね?

そこには・・・

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今ではない、その当時に感じた欲求が満たせされないままそこに滞っているかもしれません。
「あの時あんなに願ったのに」
「あの態度は許せない」
というような感情が、目の前の人が今どんな状態であるか?は関係なく、その人にくっついている場合があります。


接してきた回数が多いと、自分がその人につけた「この人はこう」がいっぱい張り付いている場合があるんですね。
優しい言葉をかけた時の反応も「きっとこういうはず」がわかったような気になるから余計に言い出しにくくなります。


そこで、こう考えてほしいんです。

人は同じところにはとどまっていない。

という事です。
過去の自分と今の自分は、経験値も違うんです。
嫌な感情があったとき、人はそこから何かを学ぼうとします。
変化をしてそこから抜けて行こうとするんですね。
それが自分だけかと思うとそうではなく。この世界の誰しもが、あの時いた位置に立ちつづけられてはいないんですね。


距離もそうです。
感覚として、あの位置にいるんだろう?と思っているあの人も、もしかすると遠くなっているかもしれないんですね。
いい感じで近づいているかもしれません。


遠い人にはやさしく、近い人にはどうもシラーッとしてしまうと言う人は
自分の成長を信じて、相手の学びを信じて、勇気を持って一言かけてみる勇気をオススメします。


人との心の距離感は、自分の心の中で決めているんですね。
ということは…
自分自身の覚悟ひとつで いかようにもあるということなんですね。




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