『言葉』をそのままに受け取っちゃう。それが確執の原因になってしまうこともあります。
◆あんたは・・・
幼いころの子供は親にどう思われているかが命綱です。親が放った一言がその後の人生を捻じ曲げてしまう事だってあるかもしれません。
「話す」は「放つ」と言われているくらい勢いを持って親から子に投げかけられることもあります。
私の友人(70歳)も言います。
「私、赤い服は似合わないって思い込んでるから絶対着ないの。」

私が思うに、きっと赤が似合うであろうシルバーの美しい髪。
赤を身に付けないと決めていることは理解しながらも、もったいないな…って思うのです。
それは、今から60年以上も前の話だそうです。
彼女のお母さまが何気なく言った

「あんたは 赤が似合わへんなぁ」
のひとことです。
たった一言、この時言われた一言が何よりの真実だと信じてしまったんですね。
彼女は自分は赤が似合わないと信じて、この後一切赤いものを身に付けなかったと言います。

子供にとって親からの一言がこんなにも大きいのは、親が全面的に正しいと感じている子供の純粋な心からなのですね。
子供にとって親は完璧な人に見えている時期があります。
家族以外の人とあまり接触せず、世の中の構成が見えていない時代は、自分の家族のルールが世界のルールだと思っているんですね。
親の言うことが 何よりの真実だと思ってしまう様です。
自分自身が成長して、親がすべてではなくなったとしてもあの時の親の一言は真実として残ってしまっていることがあるのです。
それも、言葉自体が隠れてしまっていて、赤を着ないのも自分の意志であるかのように感じているから困っちゃうんですね。
ある時、同じように幼いころに言われた親からの一言にずっと支配されていた女性がいらっしゃいました。

「あなたって 鼻ぺちゃで不細工ね。」って言われたことが ずっとどこかで眠っていて、いつもどこかで自分に自信が持てませんでした。
親が冗談の気持ちで言ったのか、悪気があるのかないのかも今となっては本意がわかりませんが、よくあるパターンは『私に似て』という言葉が頭について「私に似て鼻ぺちゃで・・・」って、自分の事を言っていることが多いのですが・・・
いずれにしてもその時傷ついたのは確かなんですね。
傷ついたというのは、親に否定されたと思ったからなんですね。
たいていの場合、誤解です。
あらためて親に聞いてみても覚えていないくらいのことが多いのです。
実際この方にも一度聞いてみてくださいってお話ししたんですけど
「あら?そんな事言ったの?私。変なこといったのね。あなたが不細工なわけないじゃない、可愛いわよ、可愛いと思っているに決まってるじゃない」って言われて拍子抜けしたって言っていました。
そう、あなたは否定もされていないし、鼻ぺちゃの不細工でもないし、あなたの事でもなかったかも知れないんですね。
誤解
私たちはいっぱい誤解をしているんです。
いっぱい誤解をしているんだな?って思うだけで良いです。
苦しくなったら、「これは何の誤解がそうさせているんだろう?」って思うと良いんですね。
苦しいのはきっと何か誤解をしているんですよ。
大人になって、その誤解が解けるほど成長した自分を信じてくださいね。
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