年末の片付けの時(あえて大掃除とは言わない ^_^) 押入れの隅っこに張り付いていた一枚の領収書のお話しです。

先に結論からお話ししておきます。
中学一年の時の息子が教室のガラスを割った時の弁償代金です。
8,100円!
この100円は当時の消費税でしょうね。
10年ちょっと前ですね。
懐かしいです。
◆我慢して、我慢して、我慢して
中学校一年の一学期に転校した息子。転校のきっかけもイジメや恐喝に合ったためなのですが、転校先でも同級生の女子から相当からかわれていた様です。
言葉が上手に操れない息子は、昔からよく手が出やすく
小学生時代はしょっちゅう親の私が呼び出されては指導を受けていました。
だけど、その度に
手を出したのは悪いけれど、そこまで馬鹿にして笑い者にする児童も指導されるべきだわ!って思っていました。
そう思う一方で、その頃から絶対人を傷つけてはいけないよって言い続けていました。
だって、手を出した方が有無を言わさず加害者扱いするんですもの…
学校って。
わかりやすいものに落ち着きたがるんですよね。
その言いつけを守った息子は、中学でイジメられても知らんぷり続けていたらしいのですが
ある日クラスの女子が《パンツ》を投げ付けて来たらしいのです。
(はいていたものかどうかはいまだにわかりませんが)今ならどう思うかは…イロイロ考えるところもありますが、
多感な中学生の息子はこれ以上ない屈辱を感じた様で、投げ付けた女子の代わりに横にあった教室と廊下の間にある大きなガラス窓を拳で玉砕したと言います。

その怒りは、息子を通して私自身が抱えている怒りでもあった様に思います。
私自身が今のこの状況に置かれている息子と同じくらい
殴りたいほど世の中に憤懣を覚えていたし
世間から馬鹿にされていると思い込んでいた様に思います。
ですので、呼び出されるたびに息子への申し訳なさと、切なさと、愛おしさが溢れていました。
「わかる、わかる。なんだかわからないけれど、すごく気持ちがわかるよ」
って感じです。
親として、そう思うのが良いか悪いかは別の話です。
「よくやった!よくぞ女子に手を出さなかった!えらいえらい」って褒めたと思います。
8,100円分のパリーーーん
8,100円くらいいつでも払ってやるさ。
当時の私の日給8000円だったけど。
我慢して、我慢して、我慢して。人を傷つけ無かった君は偉かったと今でも思う母です
生き方の不器用なところ、自信の無さ、必死で世間に合わせて常識人になろうとするけどどうもうまくいかない感じ。すっごく無理して世間に合わせているからすぐにいっぱいいっぱいになる。
そういうところは私も同じ。本当によくわかるよ。
いっぱいいっぱいな人は、自然体じゃないから行動の所々がなんだか面白いんです。
それを面白がる人はいっぱいいるのを私は知っています。
それを上手に魅力に変えたのが
以前にも書いた【アメトーク】 の運動できない芸人さんたちだと思います。
・一周回って『空気読めない人』みたいな扱いになってしまう
◆受け入れれば余裕になる
こういう、一生懸命なんだけどどこかちぐはぐで、そのちぐはぐさを見せない様に普通ぶってるような、私や息子のようなタイプって案外いるようなのです。このような悩みや、この個性を押し殺しているがために起きる問題がとっても多いんです。
思春期というのは目立つと叩かれますから、叩かれないように隠そうとしてぎこちなくなる んですね。
それを見て、また面白がる子がいて、それを馬鹿にされたと捉えてもっと隠そうとして、ますますぎこちなくなる。
悪循環なんです。
【アメトーク】に出てくる芸人さんだって、思春期の頃イジメられたという人もいらっしゃるようですね。
そこからどう抜け出てきたのかというと
受け入れた
のだろうな?って思います。
笑われるのなら笑わせる凄い奴になりたいと思ったのかも知れません。
いずれにしても、自分の個性を受け入れ出したのだと思います。
◆社会が望むのはオンリーワン
義務教育中は、人と歩調を合わせて飛び出ないようにしているのが生きる術だったかも知れません。協調性を養うのも1つだったかも知れませんが、私が思うのは(協調性が無いタイプだったので)指導、統括する側が 便利だったからだと、いまだに思っているのです。
大方の人は合わせられても、合わせられないタイプもいます。
合わせられないんだから仕方ないんです!
その人達を「社会に出たら苦労する」扱いで強制しようとすると、息子のように合わせられないのに無理をしてちぐはぐになって、せっかくの魅力を台無しにする事にもなってしまいがちです。
もしも、今
なんだかわからないけれど人と合わせるのが苦痛だと思われている方がいらっしゃったら、こう思ってください。
この苦痛は、自分が持つ魅力が出たがっているのかも知れない。
人に合わせなければいけないと思って 隠してきたものが窮屈がっているのかも知れない。
だとしたら何だろう?
と、探してみるのも、現状を抜ける方法だと思います。
その魅力が社会が欲しがっているオンリーワンかも知れませんからね。
◆その後の息子
学校生活中はその個性ゆえにイロイロ問題行動も問われましたが、社会に出てからは、不思議キャラをそのまま受け入れ始めて、笑われていると思っていたところを可愛がってもらっている愛されキャラと受け止められるようになったみたいです。おかげさまで職場の関係性は良好のようです。
人間関係が良好だと余裕が出て、自分のキャラを楽しめて、人のキャラも楽しめることが出来ますからね。
好循環になりやすいいんですよね。

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