早朝の喫茶店で聞いた高齢の男女の会話が色んな気づきをもたらしたというお話です
◆会話がうるさい
ある日早めに起きたのでちょっと小洒落た喫茶店でモーニングコーヒー楽しんでいた時のお話です。
静かで、書き物作業がはかどるわ〜って過ごしている所に
入ってくるときからギャアギャアと甲高い声の中高年男女のグループがなだれ込んできたんですね。
「あ・・・もうこの素敵な空間は台無しね・・・」という感じです。
せっかくの静かで穏やかな時間が、この一団の騒がしさでオジャンだわ…
ちょっとがっかりしたのです。
賑やかな場所も嫌いではないのですが、田舎育ちの一人っ子ゆえに、時々、静かな環境で一人で過ごす時間が欲しくなってしまいます。
にぎやかなのも良いのですが、一人でゆっくり静かにしたいと思ったときに
予定外の騒音が入り込んでくることが本当に辛く感じるタイプです。
予定外の騒音の中には車のクラクション、暴走するバイクの爆音はもとより、私にとっては大きな声で話す声も騒音の中に入ることがあるのです。
音と言うのはこちらの防御がほとんど聞かない状態で直接的に飛び込んできます。
昔々問題になっていた近隣問題も、布団たたきで大きな音を立てたり、大音量のラジオを一日中かけていたりというように、怒りを表す時にも音を使うことで相手の神経にダメージを負わせようとしていたものでしたよね。
怒っている時の食器洗いとか(ガチャガチャと大きな音)ムカついた時の部屋のドアバーン!とか、音って感情が乗っかっているんですよね。
自分がその波動を許可していると、花火や太鼓のお祭りの大きな音、音楽のフェスのように気分を高揚させるものでもあります。
でも、自分の気分にそぐわない音は、本当に神経がピリピリするくらいきついものなんですよね…
◆好きな人はOK!嫌いな人の音はNo!の音の不思議
20数年前に住んでいたところは三軒並んだ戸建て住宅の真ん中でした。入居後一年くらいで相性の合う合わない、生活環境の昼型夜型等の理由で右手のお家とはとっても仲良くできたのですが、夜中に大騒ぎする左手のお家とはほとんど交流が無いという環境にいました。
建売住宅の薄い壁に、肩幅くらいしかないような狭い境界でしたので音はほとんど筒抜けなのではないかと思うほどでした。
ここに住んでいた3年間で、音とはこんなに精神的にダメージを受けるものだという事を知ったのです。
特にこの頃は、離婚後の気持ちがガサガサしていた時期もあいまって、私もイライラしていました。
不登校や、いじめ問題も抱えていて、生活費もギリギリで、生きていくのが相当しんどいと感じている頃だった私は、ゆとりも優しさもほとんどなかった時期だったと思います。
そんな時にも、右手の仲良くしていた奥さんのいるお家がたまに大騒ぎでもめていると
「あらまあ、どうしたのかしら?大変ねぇ」と苦笑いしながらもほほえましく聞こえてくるのでした。
ところが左手のお家から聞こえてくる音は、夜中という事もあってもう、イライラの元になってくるのでした。イライラしだすと、左手のお家が昼間に出す音も嫌で、神経が過敏になってしまったのです。
どんどん、どんどん左側のお家からの音ばかり気になりだして神経が持たないので引っ越しをしてしまいました。
それ以降、音に対して通常より敏感になったと思います。(当時は被害者意識が強かったですから)
その時「聞こえてくる音も、仲良くしていると全然平気なのに、ちょっといさかいがあると
すべて嫌味な音に聞こえてくるものだな…」ということを感じていました。
逆説的に言うと音が気になりすぎて嫌な気分になっているということは、その人のことが嫌気がさす存在になっているかも知れないということですよね?
敵扱いです。
「私のことを攻撃してくるんでしょ?」という感覚になっているということなんですよね?
相手の状況を考えずに、被害者意識にハマっているって感じです。
その仮定で考えると、その人のことを好きになるように頑張ってみると不快な音の攻撃がなくなるかもしれないってことでもありますね。
これ、やってみる価値あると思うんですよね。
音の攻撃でイライラを取るか、嫌だと思うその人と仲良くなるために頑張ってみるか…
どっちも嫌なら耳栓ですね。
耳栓しても、そこに感情が乗っかっている時は脳内で音が聞こえるんですけどね。
音と言うのはそれくらい 感情に直接働きかけてくるものなのですね。
◆喫茶店のあの『騒音』が騒音ではなくなる瞬間
さて、冒頭の喫茶店に大声で入って来た男女のお話しに戻ります。「嫌だな…」って気持ちのまま、早々に退散しようと考えていた私ですが、その気持ちが一瞬で消え失せたのです。
それは初老の男性が投げかけた一言に、私が興味を持ってしまったからなんですね。
![417047[1]](https://livedoor.blogimg.jp/cs_miyoshige/imgs/6/5/65ac9d55.jpg)
「嫁っていうのは昔の浮気をいつまでも覚えてるもんやなあ?
このあいだも数十年前の事をうだうだ言われてイラっとしたわ。
なんであんなにいつまでもねちねち言うもんやろね。許すってことは無いんかいな?」
どう?こんなの聞こえてきたらめちゃくちゃ興味湧くと思いません?
そして、すごく賑やかな女性の集団の中の一人がこう言います。
![455438[1]](https://livedoor.blogimg.jp/cs_miyoshige/imgs/0/a/0a8ae8ec.jpg)
という会話が耳に入って来たんですよ。![455438[1]](https://livedoor.blogimg.jp/cs_miyoshige/imgs/0/a/0a8ae8ec.jpg)
「覚えてるがな!そんなもん、忘れるわけないないやないの。何にも言わへん嫁も覚えてるのは覚えてるはずやで。
ただ、もうええわって、水に流したろうって思えるか思えへんかの違いだけや。
器やね、器。嫁の器の違いだけで、忘れることは一生無い!」
ただ、もうええわって、水に流したろうって思えるか思えへんかの違いだけや。
器やね、器。嫁の器の違いだけで、忘れることは一生無い!」
ああ、爽やかな切り返し^^
中年女性の、経験値の高い女性の キッパリ感。
最初、迷惑に感じていた
このご婦人の声このご婦人の回答が明快で弾けるような威勢の良い声と、窓ガラスを揺さぶるくらいの笑い声が逆に気持ちいいとさえ感じはじめたのですよ。
こうなると、大きな声がありがたいくらい内容に興味津々。
興味を持ちだすとこんなに大声で話している中高年の話が騒音ではなくなるんです。不思議ですね~~~
面白くって、耳をそばだてて全部聞き入ってしまいました。
そして、ネタとしてストックさせていただきました。
こういうことから、嫌な音とは自分にとって全く興味のないものだから騒音なんだということがわかりますね。
ですので、このパターンで、音に煩わされないための対策の一つとしては「聞こえてくる音に興味を持つ!」と言うことにもなりますね。

先日Twitterに流れてきたトピックに『この田んぼの持ち主様へ』という張り紙画像がありました。
「お宅の田んぼの カエルの声がうるさいので対処願います」
ですって…
気になったらずーっと気になるっていうことも有り得ます。
でも、なんか、あれですよね?カエルの声がムカつくのではなくて、何かカエルに投影していますよね?
って、思ったりするんですよ。
自分を攻撃する何か。
そして、それを思うように対処してくれないという怒り。
音って、本当に、その時々の気分で受け入れ方が違う不思議なものなんですよね。





