こんにちは三好成子です。
最近、ニュースを見ていると、事件事故など、ネガティブな話ばかりが目につきますよね。
そのために、世界はネガティブなことばかりで満ちているように感じるかもしれません。
実際、私たちの脳は、目にする情報に大きく影響されるんです。
ポジティブ心理学の講師、ショーン・エイカーさんがある講義でこんな話をしていました。
医学部症候群という現象についてです。
これは、医学部の学生が様々な病気について学ぶうちに、自分もその病気になったように感じることを指します。
エイカーさんの義理の弟、ボボさんもこの症候群に悩まされた一人です。
彼はイエールの医学部に通っていた頃、自分がハンセン病にかかっていると思い込んだそうです。
(彼は笑って話すのですが)実は彼が直前まで更年期障害に悩まされていたのです。
このエピソードからわかるのは、現実が私たちを形作るのではなく、私たちの脳が世界を見るレンズによって現実が形作られるということです。
そのレンズを変えれば、自分の幸福感だけでなく、学びや仕事の成果も変えることができるのです。
例えば、あなたが窓の外を見るとき、曇りガラスを通して見ると景色はぼんやりして見えますが、きれいなガラスを通して見ると鮮明に見えますよね。
同じように、ネガティブな情報ばかりに注目していると、世界は曇りガラスを通したように見えます。でも、ポジティブな面に目を向けると、世界は明るく鮮やかに映るのです。
ですから、もし今、希望を見いだせずにいるなら、まずは自分の「レンズ」を変えてみましょう。
日々の中で小さな幸せや喜びを見つけることから始めるのです。
例えば、朝の一杯のコーヒーの香り、近所の公園で見つけた可愛い花、友人からの温かいメッセージなど、そんな些細なことが心を豊かにしてくれます。
私も時々、ニュースや日常のストレスで気持ちが沈むことがあります。
そんなときは、意識的にポジティブな出来事や人々の親切に目を向けるようにしています。
それだけで、少しずつ心が軽くなっていくのを感じることができるのです。
私たちの脳は驚くほど柔軟で、どんな情報を取り入れるかによって大きく影響を受けます。
だからこそ、意識してポジティブな情報を取り入れ、希望のレンズを通して世界を見てみましょう。
あなたの毎日が少しでも明るく、希望に満ちたものになることを願っています。
どうか、今日も小さな幸せを見つける一日でありますように。