とってもよく伺うお話があります。


そして、
ほとんどのお母様は

そのお話(感覚)は

とってもいけないことだと感じていて

ものすごく罪悪感を持ってお話してくださいます。


自分の子供がかわいいと思えない…


とっても言いにくそうに・・・
意を決したようにお話をされる親御さん・・・

こんなこと考えてはいけないと思う・・・
でも、
どうしていいかわからないんです。

という言葉の後に

「子供がかわいいと思えないんです。どうしたら良いのでしょう」

というお悩みです。

そして

この中でも多いのは

上の子が可愛いと思えない

というお母さまが本当に多いのです。



こういうお話しをされる時

お母様は

「自分の人間性がダメだから

こう思ってしまうのだ!


だから

この人間性をなんとか治せませんか?」





おっしゃるのです。


過ぎた過去の

あの時の

本当にいたらなかった

未熟な

この私の


人間性を叩き治して下さいと



そんな訴えを
されるお母様方に

まず最初に、私は

辛かったですね

ずっと
言えないまま
頑張って来たのですね。

と、お声掛けします。


人間性をたたき治すのではなく・・・



このお話を聞きながら私なりの

それは仕方なかったよね・・・

を書いてみたいと思います。

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お話を伺う中ででも
いくつかのパターンがあると、私は思います。


もちろん

長子が 男の子、女の子の場合で

違うこともあれば、理屈では同じということもあります。

【パターン1】親が甘えている


 
子供からすればこんな理不尽なことはないのです。
それでも、そうなってしまうくらいのものを抱え続けてきた親がいるかもしれません。

例えば家を継がなくてはならないと言われ続けて


ひたすら家のために


自分を押し殺して頑張ってきた人がいるとします。

そういう環境の人が
結婚をして、子供を産むということになった時

どんな感情になると思われますか?


役目を終える・・・


ずっと背負ってきた重荷

家系をつなぐという大きな大きな重責を

最初に生まれてきてくれた子供に託した・・・

気持ちになったりすると

子供よりも
親の方が子供になってしまうという事があると思うのです。

もちろん無意識でそうなってしまっているのですが、

それくらい重かったし

すっと背負って頑張ってきたのです。


そんな親の親も
同じようにあなたに託したのかも知れません。

代々続いているかも知れません。

代々続いているということは
それが当たり前になっていることが多く
なかなかその理不尽さに気づくことは出来ないでいるといいます。



子供が生まれた時

もう・・・頑張れないから・・・お願い・・・

私の役目を引き継いで・・・

という
無意識の気持ちが


親と言うより

子供のような心になってしまい
甘えられると

「え?違うんじゃないの?」
と思ってしまうと言います。

子供にすれば理不尽な話です。

親の立場で考えれば
それほど重かったという事なのでしょう。

【パターン2】子育てにいっぱいいっぱいになっていた


上の子という呼び方をしているということは
下の子がいるわけですよね?

すると

下の子に手がかかる時
上の子が甘えてくると

ただでさえ下のこのお世話で大変な時に

「大きいんだから一人でなんでもしなさいよ」
「困らせないでよ」

と思ってしまうこともあるようです。

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何歳違いかはわかりませんが、
多くの場合

小さな兄弟姉妹の上の兄弟姉妹は
大きいですか?

小さいですよね?


上の子がかわいがれないと悩む親御さんの
兄弟姉妹の年の差は

1歳〜5歳くらいです。

下の子が1歳でも
上の子は2歳〜6歳

甘えたい盛りです。

親の愛がほしくて一生懸命まとわりつくのですが


親は
邪魔をしに来ているようにしか感じられない

それくらい

子育て中は

いっぱいいっぱい

なのです。

こういう時って
一人で奮闘している事が多いようです。

助けて欲しい!

そう言う気持ちがあるのに

誰にも言えず

もしくは
言っても聞き入れてもらえず


一人で頑張っていた

そういうことがあったのではないでしょうか?


【パターン3】お母さんの感情に敏感なのが上の子


上の子は

ご両親も神経質になりますが
育ててもらっている子供にも

その神経質なピリピリ感が伝わります。

親の感情にすごく敏感になるようなのです。


そんなお互いのピリピリ感が共鳴し合って

変な距離感を作ってしまったりするようなのです。


下の子は
親も子育てになれていたり

子供も上の子の行動を見ながら
言い方は悪いですが

要領よく

行動することができるので

親の感情が険しくなったら
上手に逃げることも出来るのですが

上の子は
何とかしようとしたり

どうしたのだろうとじっと観察したりするので

親のネガティブな感情に巻き込まれることも多くなるようです。

そして

ネガティブが共鳴したり

親にすれば
自分の嫌な部分(ネガティブ)を映し出されているようにも感じて

そばにいるのがしんどくなったりするのでしょう。

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【パターン4】すべてが初めて:わからなくてイライラする


初めての子どもだから
何でも初めての事ばかりで

ドキドキするし、心配にもなる

こんな気持ちにさせる上の子が
好きになれない

とか


どう扱っていいのかわからない
こんな私でいいのだろうか・・・・?

という自己価値がガクンと落ちた時に

子育てを並行させているので

ちょっとしたことで傷になるし

不安にもなって

そんな時の自分は嫌いになりますよね?

その嫌いと言う気持ちは
子供に映し出されて

この子が嫌い

と思ってしまっている場合もあるでしょうね。


本当に嫌だったのは子供ではなかったのです


その
好きになれないと感じる対象は

子供ではなく

自分自身に対する想いだったかもしれませんね。


とっても嫌いで

ものすごく嫌で

近づいたりして欲しくなかったには

子供ではなく

自分自身だったのかもしれませんね。


それくらい

あなたは良い親になりたかった

という現われなのでしょうね。

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親と言えども人の子、そんなこともあります


こうやって悩んでお話しくださる親御さんは

 とってもいい親です。


自分の子供をちゃんと愛せなかったと悩むほど


ちゃんと愛したかったのですからね。



大丈夫ですよ。
そんなこともあります。


一生懸命やってきた中で

失敗だったな・・・

間違っていたな・・・


って思うことはいっぱいあります。


なので

あまりにもその いたらなかった自分の
至らなかった時代を

悪いものに考えすぎないでくださいね。



誰にも言えないな・・・って思ってしまったら

私たちカウンセラーがしっかりと伺って受け止めさせていただきます。


心の中にあるものを吐き出してみる。


それが第一歩なのかもしれませんよね。


お待ちしています。

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