怒りには三つの形があると言われていましてね

一つ目は、
すごくストレートに
「怒ってるんだぞー」と怒りを表す わかりやすい怒り方です。

そして、二つ目は
我が家の娘がやっていた
引きこもるという怒り方です。

部屋にこもりというのはわかりやすいひきこもりですが
社会で活動できていても
自分の殻にこもってしまうというのも
わかりづらいけれど
引きこもりです
これは私がやっていました。

部屋に引きこもるよりわかりにくいので
引き込もっている本人も気がついていないところが難儀なんですが・・・
なんだか疲れがたまったり
無理している感じがあったりするんです。


いずれも
はっきりとは怒らないのですが
後ろを向いた背中でこちらに訴えているのです。

『お前のせいだ』

と、怒っているのですよね。


そして、今日は三つめの怒り方のお話です。


受動攻撃性(の怒り)と言って直接怒らないのだけれど
自分の行動を使って相手を怒らせるという
相当高度な怒り方もあります。

これは、
怒っていることを直接あらわさないという面では
部屋に引きこもらない引きこもりと同じような怒り方ではありますが

見てるだけでイライラさせられたりするんですよね。
息子は怒らないタイプだと思っていました。
実際、声を荒げて怒り狂うということはしませんでした。
姉(娘)が怒りをぶつけても
ほとんど動じることなく…
動じることなくと言えば聞こえは良いのですが
娘の怒りを無かったことにするという表現の方が正しい感じです。

例えば
息子が中学生くらいの時のこと
娘の部屋から漫画の本を勝手に持ち出したと、娘が怒って私に言って来たとき
息子は嘘をつきました。
持ち出してないと。
でも、事実は持ち出して押し入れに隠してありました。
その時、娘は自分の物を勝手に持ち出したという怒りと、
勝手に部屋に入ったという怒りと

娘ならではの直観、なんか変だぞ?こいつ、という感じがあったのだろうと思います。
私には見えていない
ものすごく気持ちの悪い怒りが見えていたのだと、
あとになって思うことがたくさんありました。

娘は息子のことを怖いと言っていました。
その時、こんなおとなしい、従順な子どもっぽい男の子の
どこがそこまで怖いのだろうと思っていました。

自分が弟を嫌っているので
弟に嫌われていると思って、怖いのだろうか?とか
そんなことを勝手に思っていました。

なぜなら
その時の娘の状況は
結構荒れていて、引きこもったり、怒りに包まれたり
感情が相当不安定だったのです。


その時私は、嘘をついたという怒りで
弟を、その夜はものすごく怒りました。
「出ていけ!」と言いました。
その時息子は
「ごめんなさい。出て行っても行くところがないねん、許して」
という謝り方をしました。

息子にこういう謝り方をされたらもうこれ以上怒れません。
母親とはそういうものだと、私は思っています。
もちろん、娘にそういわれても同じなのですが
娘はそういう言い方をしないのでいつも拗れます。
息子と私は大人と子どもの関係が長く続いて
娘と私の関係は大人同志でもなく、子ども同士でもなく
女同士というほぼ上下が無い状態が
思春期以降続いていたように思います。

今思えば
息子は 子どもの位置を使って
上手に逃げていた、隠れていたと思います。
もちろん無意識でね。
 長年の経験から、自分が出来る回避方法を会得したのでしょう。

その日は言い聞かせて、嘘をついたこともお母さんはショックだった
と言うことも言って終わりました。
「わかった、もうしない」と言ったはずです。

なのに
しばらくしたら、また、やりました。

怒っても、頼んでも
またやりました。

この子は頭がおかしいんじゃないかと思いました。

私と娘の怒りを
なかったことのようにしてしまうんです。

どうしていいのかわからなくなって
イライラがつのりました。
それなのに本人は全く何事もなかったかのように
過ごすのです。

上手にじょうずに怒っていたんですね。

去年、息子は娘と喧嘩して家を出て行きました。
警察官が5人も駆けつけてきて大騒ぎになりました。
どう見ても
娘が意味なく喧嘩を吹っ掛けたような 状況でした。
息子を怒らせて
普段怒りを表さない(ように見せかけていた)息子が耐えかねて
娘にかかって行ったと見えましたし
公平に、時系列にあったことを事情聴取の時に話しても
娘が イラついて喧嘩を吹っ掛けたという状況しか出てきませんでした。

いつも自分が悪者になる!
誰も何もわかってくれない
と嘆き悲しみ激怒する娘がいました。

そのとき投げて割れたお皿や食器のかけらで
体中を傷つけて
止めても止めても切り付けていました。
私は一晩中娘を羽交い絞めにして、抱き付いて
これ以上傷つけないように押さえつけていました。


その日から
息子は家を出ました。
帰ってくるなと…息子に言いました。
ここは我慢して出ていって欲しい、
我が家のために。という言いました。

ものすごくもうしわけない気持ちになって
一人になったとき
号泣しました。
でも、その後10日ほどで住むところを探し契約し
家電製品をそろえ住めるように整えたのは私です。

私の友人にすごく助けられました。

今、その息子は
一人暮らしで なんとか暮らしているようです。

働いてますしね。
もう25ですしね。
ちょうどよかったと思います。

本人もそういっていますし。

先日久しぶりに会って顔を見たら
違う人みたいに大人になっていました。
もう、子供でいなくても生きていける方法をつかみ始めているのだな
と思いました。

ものすごく我慢させていたのだな・・・
と思ったのです。

あれから一年。
我が家は 

まるで 磁場が変わったように色んな変動が起きて

たった一年で
問題と思っていたことのほとんどが 解消していっているようです。


怒り

人は 怒りを全くなくすということはないのだろうと思います。
だけど

その怒りも上手に出さないと
怒りをぶちませてしまい、周りを巻き込む度合いだけ
罪悪感が大きくなるのです。

怒りは
自分の愛の限界を見るような気がするのだと思います。

なので
怒っている自分というものをあまりにも嫌なものとして感じすぎると
怒っていることを自分でも認めたくなくなるのでしょうね。

怒っていないことにしてしまうのですが
抑圧されすぎて
周りに押し出されてしまう
周りがなぜかイライラしはじめてしまう・・・という構造のようです。

そして
息子のような
怒りの高等手段も身に付けてしまうようです。

人から怒りはなくならないし、怒ってもいいけど
上手にコミュニケーションをとれるようになって

怒りを小出し出来るようになれると良いですね。
boku

カウンセリングを受けてみようかな


と、興味を持たれた方は


【カウンセリング予約センター】にお電話くださいね。
Tel:06-6190-5131 & 06-6190-5613
受付時間=12:00~20:30 月曜定休(祝日の場合は翌日代休)
電話カウンセリングはどなたでも45分初回無料です。
電話カウンセリング4回セット
面談カウンセリング1時間、2時間
待機以外でも都合のつく時間帯がございます。
お問い合わせくださいませ♪