私は長いスパンで物事を見る事が出来ないでいる時期がありました。

長期の計画が立てられないのです。

これはどうしたものかと探っていくなかで

学生時代のある出来事が浮かんできました。

私の生まれ育った場所は田舎で、
同級生で同じ方向に帰宅するのは私を含めて三人だけでした。

いつも一緒に登下校していたのですが、

中学三年の二学期、女の子の同期生が試験勉強中、
当時冬場の暖をとるのにごく普通に使われていた練炭の二酸化炭素中毒で亡くなりました。
その時も何が起きたのか理解できなかった私は
クラスの女の子が泣いている中、涙も流れませんでした。
すごく、淡々と過ごしていた記憶があります。

その悲しみが癒えぬまま

もう一人の男の子の同級生も、高校一年の時、交通事故で亡くなりました。
この時も
「あ、そうなんだ・・・」と思った記憶があります。
この時も淡々と過ごしてはいたのですが
お葬式の日、私は意識を無くして倒れてしまっていました。
すぐには戻ったのですが。


そんなことが立て続けにあったので、
私はその地域で一人ぼっちになりました。

それ以降、地域のちょっと悪ぶっている男の子に、通学のバスのなかで

『あと一人あと一人

あと一人コールを学校近くのバス停につくまでずっと言われていました。

あれくらいの子どもは本当に残酷なことを平気でするものです。

当の私は、その頃、学校内でも嫌なことがあって、
もう何が何だかわからなくなっていましたので

辛いとか、悲しいとか、自分がどうなっているのかも理解出来なくて

ただ淡々と日々を過ごしていました。

いまでも、あの子の嬉しそうに歌うような

『あと一人あと一人~』は思い出すことはありますが

だから、どうという特別な思いはありません。

ありませんが、

この一件が、私が長期の計画を立てられないどうということに関係しているように思うのです。

「次は私」

という感覚と

今までいた人が、突然居なくなるという現実。

こういうものが、無意識に、今の考えに影響を及ぼしていたようなのです。 

私だけに限らず、
人は、今に至るまでにたくさんの経験をして来ていると思います。

今ある思い込みや、ふとしたときに感じるもの、または思考のパターンは

こうした過去の経験がそうさせることが多いようなのです。

そして、この私の経験は

私だけに影響してのかというと、違っていました。

この時期、私を通して、私の両親、特に母親に与えた影響は大きかったようです。

次回に続きます

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