一人でいることが、私の唯一の防衛だった どうして私は、誰かといるときよりも、一人でいるときの方が、心が安らぐんだろう。 そんなことを、何度も考えてきました。 「人が怖いわけじゃない」「誰かに心を開きたくないわけでもない」そう思ってきたけれど、 それでも、 ...
警戒しすぎてしまう人の、コミュニケーションの悩み
警戒心が強すぎるために起きるコミュニケーションの支障 「なんだか、人と話すのが疲れる」 「信頼したいけど、どこかで警戒してしまう」 「どうしても、本音が言えない」 そんなふうに感じたことはありませんか? それは、あなたの“性格”というよ ...
2025年8月スケジュールのお知らせ
📂 8月スケジュールのお知らせ 申し込みは7月20日からになります。 [電話カウンセリング] 仮予約ですでに抽選されている日もありますので,ご希望の日程は早めに抽選されることをおすすめします。 カウンセリングの際に、次回の日程の仮予約も承っています。 私の待機時 ...
10年目に振り返る~あの時なぜあんなに悩んでいたんだろう?~
心のアハ体験──第2話 心のアハ体験──第2話 家庭の中から笑顔が消えて、私たち親子三人は、それぞれが「自分が悪い存在だ」と思い込んでいました。 そして、「そんな自分は攻撃されるに違いない」と信じ込んでいたので、お互いを攻撃するような ...
離婚という経験②(復讐心)
昨日の記事の続きです。 今回は、あの頃の自分がどんなふうに「自分という存在」と向き合おうとしていたのかを、もう少し深く書いてみました。 のほほんと旦那さんの収入があることを当たり前の様に暮らしていた私からすると、 自分で働いて生活費を得るということのむ ...
離婚という経験①10年前に綴った記録と今の私からの手紙
この記事は、私がカウンセラーデビューした時に、自分を振り返って描いた記事です。あれから10年。つたなくても、どこかまっすぐで、切実だったあの頃の私の言葉を、今も大切に思っています。 今読み返して、当時の私にそっと声をかけてあげたくなります。 そのままの形で1 ...
カウンセラーとして10年たちました~変わりゆく姿は見えないもの~
『アハ体験』と心の変化 ずいぶん前に「アハ!体験」という言葉が話題になったことを覚えておられるでしょうか? 画面の一部が少しずつ変化していくのを見ながら、どこが変わったのかを見つけるという、いわば“脳トレ”的なお遊びでした。 私自身、あの体験を ...
この世界を、もう一度信じるということ
希望ではなく覚悟なのかもしれない 希望ではなく覚悟なのかもしれない この世界を、愛でできているものだと信じたい。 人は誰しも、不完全で、不器用で、 ときに他人を傷つけ、ときに自分をも傷つけながら、それでも何かを守ろうと必死に生きている ...
混沌とした世の中で不安に飲み込まれないために
こんな時だから私が伝えたいこと 最近、SNSやYouTubeなどで、「陰謀論」と呼ばれるさまざまな情報が飛び交っています。 それを信じるか信じないかは別として 私はふと、「ああ、時代が変わってきたんだな」と感じることがあります。 かつて、限られた人だけが知っていたこ ...
誰もが未熟さを抱えて、親になります
はじめて子どもを抱いたあの日「ちゃんと育てられるのかな」と、不安な気持ちが胸の奥にそっと広がりました。どれだけ本を読んでも、周囲の体験談を聞いても「これで完璧」と思える準備など、きっと誰にもできないのだと思います。 それは私たちがみな、未熟なまま親になるか ...
ありのままも素敵だけど…あえて仮面を付けるという考え方
◆ 気づかずにかぶっている“仮面” 心理学では「ペルソナ(persona)」という言葉があります。これは、ラテン語で「仮面」を意味し、私たちが社会の中で身につける“役割”や“顔”のことを指します。 この仮面、自分が仮面をつけていることに気づいていないときほど、 ...
子どもとの相性は「構造」で考えるとラクになる
レッテルを外して、もう一度“いまの子ども”を見てみよう 兄と妹、姉と弟、次男と長女……。 兄弟姉妹で、どうしてこんなにも「接しやすさ」が違うんだろう? そう感じたこと、ありませんか? 私も、カウンセラーとして多くの方のご相談に関わるなかで、 そして一人の親と ...
恋愛のルーツ:三角関係と心の癖~エディプス・エレクトラ・コンプレックスという物語
知っている人は知っているけれど、知らない人にとっては、まったく聞き慣れない言葉かもしれません。 エディプス・コンプレックスエレクトラ・コンプレックス。 心理学の教科書に載っているような用語ではありますが、日常会話で使われることは、ほとんどありませんよね。 け ...
知らないと怖い!?幼少期の家族関係が恋愛に与える影響
私たちは、自分が感じたことに基づいて生きている そう思い込んでいる人は、意外と多いのではないでしょうか。けれど実際には、「自分が感じたこと」と思っているその感覚さえ、育った家庭環境の影響を色濃く受けていることがあります。 たとえば 子どもの頃、親 ...
親を断ち切りたい〜毒親〜受け継がれた痛みと向き合う
親との断絶と痛みの記憶 親と縁を切るというのは、外から見ると「関係を断つ」ように見えます。 でも内側では、それは自分の肉の一部を引き裂くような体験にもなるのです。 なぜなら、親というのはただの“育てた人”ではなく、自分の中に流れているものそのものでもあ ...
この世界は、“自分だけの常識”でできている〜カプセルの中の人たち〜
ある日、SNSでこんな投稿を目にしました。 「ちょっと聞いてくれます? 友人がこんなことをしてきたんですけど、どう思います?」 ……そして、そのあとに続くのは、ちょっとした怒りや苛立ちを込めたエピソード。 こういう投稿、見かけたことはありませんか? 中 ...
テレパシーは疲れます~ちゃんと伝えよう~
数年前にはやった『壁ドン!』 それ以前から、我が家でも『壁ドン!』別バージョンでは『ドア バーン!』が大流行している時期がありました。 ええ、大きな音を出して「私は非常に怒っています!」アピールをするという…アレです。 ときめきとは程遠いアレです ...
「そんなことないよ」が欲しい〜否定的肯定法というやさしくて切ないやり方〜
「私なんて、全然ダメでさ…」 「ほんと変なことばっか言っちゃって」 「ごめんね、私って空気読めないから…」 そんなふうに、ちょっとネガティブな言葉をわざと口にしてしまうこと、ありませんか? それに対して、周りはついこう ...
その人の歩いてきた道に敬意を持てますか? 〜評価する前に思い出してほしいこと〜
ヒストリーに心を奪われる…それが人を好きになる理由 私たちが誰かに心惹かれるとき、 それは、その人の持っている ヒストリー(物語) に胸を打たれる瞬間なのかもしれません。私が伝えたい事は後半にありますが…その前に、私の大好きな KinKi Kids(キンキキッ ...
【大阪開催】癒しの1DAYワークショップ〜がんばりすぎた心に、そろそろ優しさを〜
がんばりすぎた心に…. 「大丈夫」と言いながら、ほんとはしんどかったり。 笑顔で過ごしていても、ふとした瞬間に涙がこぼれそうになったり。 そんなふうに、がんばることで乗り越えてきた人にこそ届けたいこのワークショップは、 「今のままの自 ...
しっかりしないと愛されない〜役割の中で育った子どもたちへ〜
しっかりしないと愛されない——役割の中で育った子どもたちへ しっかり者の子供になる… 昨日の記事では、「できない子でいれば愛された」という構造をお伝えしました。 今日は、その逆の立場である“しっかり者の子”について考えてみたいと思います。 ...
「あの人が嫌い」には理由がある〜嫌悪感の奥にある脳と心のしくみ〜
「あの人が嫌い」には理由がある──嫌悪感の奥にある脳と心のしくみ 嫌いには構造がある 「なんとなく、あの人が苦手」 「どうしても許せない人がいる」 私たちは、ときどきそんな“嫌悪”の感情にとらわれます。 けれど、その「嫌い」という気持ちの奥 ...
できない子でいれば愛された〜幼かった私の成功法則〜
できない子でいれば愛された——女の子が背負った三代の役割 子どものころ、お母さんの前で「できないふり」をしてしまったこと、ありませんか? 本当はひとりでできるのに、「わかんない〜」「やって〜」と言ってみたり。 それが甘えだったのか、それとも ...
マチュア 〜いろんな自分を超えていく先にあるもの〜
マチュア 〜いろんな自分を超えていく先にあるもの〜 「カードで知ろう、それぞれの性質シリーズ」も、いよいよ最終回を迎えました。 これまで、私たちの中にあるさまざまな“パターン”を見てきました。 がんばりすぎる人(プレッシャー) 怒りっぽい人(ア ...
疲れちゃったあなたへ
あなたへ 疲れているのに、 それでも誰かのために動こうとしているあなたへ。 「大丈夫?」と聞かれても、 「うん、大丈夫」と笑ってきたあなたへ。 今日ここまで来たあなたには、 きっと、もう十分に“がんばった勲章” ...
川底に沈んだカーネルサンダース~あなたの呪いを解く~~
どぶ川に投げ込んだ、あの時の私を迎えにいく どぶ川に投げ込んだ、あの時の私を迎えにいく 私は、今までの自分と、ある時期からの自分が、ずいぶん違ってきたように思っています。 そのきっかけになったのは ある日、「カーネル・サンダースの呪い」という話を ...
詐欺師に見えましたか?~投影の法則を知っていて良かった~
ATMの前で~投影の法則~と、私の小さなイラッ 背中の曲がった可愛いおばあちゃんが、銀行ATMの前で困っておられました。 大型商業施設のATMなので、銀行職員さんはいません。 隣の機械にいた私は、 「こういうとき、声をかけるって難しいよなぁ…」と思いな ...
チャイルド(幼稚な人)というカード
「チャイルドな心」と出会ったとき 今日は「チャイルドな心」について考えてみたいと思います。 チャイルドとは、“年齢”ではなく“心の姿勢”のこと たとえば見た目は大人でも、 ちょっとしたことで怒ったり、泣いたり、 思い通りにならないと感情が爆発 ...
不機嫌になれる環境
不機嫌の裏にある“見つけてほしい”気持ち 誰にでも、ご機嫌が悪いときがありますよね。上機嫌があれば、不機嫌がある。これはごく自然なことです。 では、不機嫌であることを「表現したくなるとき」とは、どんなときでしょうか? 「怒ってる私に気づいてほし ...
罪悪感に支配される世界 信頼がひらく視点
罪悪感と信頼──同じ出来事が、なぜ違って見えるのか? 罪悪感と信頼同じ出来事が、なぜ違って見えるのか? 罪悪感と信頼──同じ出来事が、なぜ違って見えるのか? 第1幕:誰も責めていないのに、どうしてこんなに苦しいの? 午後の2限目。 大学 ...